卒後臨床研修

理念・目的

県立宮崎病院では、プライマリケアの基本的な診療能力の修得、医師としての人格涵養、医学・医療の果たすべき社会的役割の認識、という卒後臨床研修の基本がしっかりと身に付く研修プログラムを用意しております。

当院の卒後臨床研修は、診療科のある分野については本院内でマンツーマンによりみっちり研修指導を行うことを旨としており、週に1回、研修医向けのカンファレンスを行うなど、実力のつく研修に努めています。

また、地域医療については山間の町村に宿泊をしながら地元の公立病院で研修をしてもらっており、地域の患者さんとのふれあいを通してプライマリケアを学ぶ絶好の機会になっています。
大正10年に設立された当院は、ベッド数548床、地域の中核病院・3次救急指定病院として実績があり、外来患者数は約700名に上る総合病院であり、卒後臨床研修施設としてはたいへん恵まれた環境にあります。
当院は、宮崎県央の中核病院として多くの優秀な医師を輩出してきました。これからも、卒後臨床研修プログラムを通して、医療の社会的役割を踏まえた実力のある若手医師を育てて参りたいと願っています。

平成24年度からは、当院の他、県立延岡病院、県立日南病院の3県立病院をローテーションする「宮崎県立病院群フェニックスプログラム」を新たに設けました。3県立病院が連携を図ることで県内各地の状況に応じた幅広い臨床研修が可能となるなど、医師としての適性やキャリアパスを考えることが可能なプログラムとなっています。


研修医向けカンファレンス

面接日: 平成24年7月28日(土)午後、平成24年8月11日(土)午後
スペーサ
必要書類: 面接試験希望日の1週間前 必着
(ただし事前にメールまたは電話で面接受験の連絡があった場合はこの限りではありません。)
(右記1、2) 1.履歴書指定様式(PDF)
2.小論文(800字以内)テーマは3つから1つを選択
(1)めざす医師像について
(2) インフォームドコンセントについて
(3) 「地域医療」について考えるところ(地域医療に関することであれば題名は自由)
スペーサ
書類提出先: 〒880-8510
宮崎市北高松町5番30号
県立宮崎病院 事務部 経営企画担当
電話(0985)24-4181(内線2280)
Eメール hayasaki-tatsunori@pref.miyazaki.lg.jp


1. プログラムの特色
2. 臨床研修の目標
3. プログラム責任者の氏名
4. 研修医の人員(24年4月時点、協力型含む)
5. 研修医の指導体制
6. 研修医の処遇に関する事項
7. 病院見学・実習
8. 卒後臨床研修医募集要綱
9. 研修の感想
10. 診療科ごとの研修カリキュラム
【県立宮崎病院】
内科研修カリキュラム
救急部門(救命救急科及び麻酔科)臨床研修カリキュラム
地域医療研修カリキュラム
外科研修カリキュラム
麻酔科臨床研修カリキュラム
小児科研修カリキュラム
産婦人科研修カリキュラム
精神科研修カリキュラム
神経内科研修カリキュラム
放射線科研修カリキュラム
整形外科研修カリキュラム
脳神経外科初期臨床研修プログラム
心臓血管外科研修カリキュラム
皮膚科研修カリキュラム
泌尿器科研修カリキュラム
眼科研修カリキュラム
耳鼻咽喉科研修カリキュラム
 
【県立延岡病院】
内科研修カリキュラム
救急臨床研修カリキュラム
外科研修カリキュラム
小児科研修カリキュラム
産婦人科・周産期科研修カリキュラム
麻酔科研修カリキュラム
整形外科研修カリキュラム
脳神経外科研修プログラム
眼科研修カリキュラム
皮膚科研修カリキュラム
泌尿器科研修カリキュラム
耳鼻咽喉科研修カリキュラム
放射線科研修カリキュラム
神経内科研修カリキュラム
 
【県立日南病院】
内科研修カリキュラム
救急医療研修カリキュラム
外科研修カリキュラム
麻酔科臨床研修カリキュラム
集中治療カリキュラム
小児科研修カリキュラム
産婦人科研修カリキュラム
整形外科研修カリキュラム
脳神経外科研修プログラム
眼科研修カリキュラム
耳鼻咽喉科研修カリキュラム
泌尿器科研修カリキュラム
放射線科研修カリキュラム
皮膚科研修カリキュラム
病理診断科研修カリキュラム
 


研修医室風景


県立宮崎病院群における卒後臨床研修プログラム

1. プログラムの特色
(1) 基本的には症例が多く指導医の揃った県立宮崎病院で研修を行う。但し、精神科については、当院あるいは医療法人真愛会高宮病院で行う。地域医療については、プライマリケアをより幅広く学べる美郷町国民健康保険西郷病院、椎葉村国民健康保険病院及び国民健康保険西米良診療所で行い地域及びへき地医療の実情についてより一層の理解を促すこととし、一ヶ月の宿泊研修とする。
(2) 本院のプログラムは、次のとおりである。
1.

内科(6ヶ月)、救急部門(3ヶ月)、地域医療(1ヶ月)を必修とする。

2. 選択必修として、外科(2ヶ月もしくは3ヶ月)、麻酔科(3ヶ月)、小児科(2ヶ月もしくは3カ月)、産婦人科(2ヶ月もしくは3カ月)、精神科(1ヶ月)のなかから2科以上を選択する。
3. 残りの期間(最長11ヶ月)は次のなかから自由に選択できるものとする。内科循環器科(3〜11ヶ月)、外科(6〜11ヶ月)、麻酔科(3〜11ヶ月)、小児科(3〜11ヶ月)、産婦人科(3〜11ヶ月)、精神科(3〜11ヶ月)、神経内科(3〜11ヶ月)、心臓血管外科(3〜11ヶ月)、皮膚科(1〜11ヶ月)、脳神経外科(3〜11ヶ月)、整形外科(3〜11ヶ月)、泌尿器科(3〜11ヶ月)、耳鼻咽喉科(3〜6ヶ月)、眼科(1〜6ヶ月)、放射線科(3〜11ヶ月)、地域医療(1〜3ヶ月)。( )内は選択できる期間で月単位とする。
4. 選択必修研修についてはオリエンテーション時に、自由選択研修に関しては、1年次の秋に希望調査を行い、受入状況により委員長が適宜調整する。また、研修時期については指導体制を考慮して委員長が適宜調整する。
5. 研修医が臨床研修の到達目標を達成できるようにするために、委員長は研修する診療科、研修期間等を調整することができる。


プログラム例 ※選択必修として2科目を選択した場合
  4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
1年目 内科 救急部門 外科※
2年目 地域 精神
自由選択

プログラム例 ※選択必修として2科目を選択した場合
  4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
1年目 内科 救急部門 小児科※ 精神※
2年目 地域 自由選択

プログラム例 ※選択必修として4科目を選択した場合
  4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
1年目 内科 救急部門 外科※
2年目 地域 精神
小児科※ 産婦人科 自由選択

(注)
  1. 「地域」は地域医療、「精神」は精神科。
  2. 救急部門は、麻酔科及び救急外来で研修を行う。
  3. 1年次の内科研修は基本的に前半型と後半型に分かれて研修を行い、その他の必修、選択必修および自由選択科目の研修順序は各人毎に異なる。


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2. 臨床研修の目標
2年間の研修を本院及び協力型施設で行い、全人的な診療を行えるよう基礎的な知識、技能、態度を身につけ、基本的な診療能力を修得し、初期臨床研修目標を達成する。
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3. プログラム責任者の氏名
区 分 役職及び診療科 氏 名
プログラム責任者 副院長兼内科部長 上田 章
副プログラム責任者 産婦人科部長 嶋本 富博

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4. 研修医の人員(24年度4月時点、協力型含む)
一年次:16
二年次:5
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5. 研修医の指導体制
指導医のもとマンツーマン方式による。
指導医講習修了者 35
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宮崎県立病院群フェニックスプログラム


1. プログラムの特色
(1) 県立宮崎病院を基幹型臨床研修病院とし、それぞれが基幹型臨床研修病院でもある県立延岡病院及び宮崎県立日南病院、地域医療研修を担当する協力型臨床研修病院(美郷町国民健康保険西郷病院、椎葉村国民健康保険病院)及び研修協力施設(国民健康保険西米良診療所)が連携して研修を行う。
(2) フェニックスプログラムの概要は、次のとおりである。
1.

内科(6ヶ月)、救急部門(3ヶ月)、地域医療(1ヶ月)及び精神科(1ヶ月)を必修とする。

2. 内科6ヶ月のうち3ヶ月は県立宮崎病院で研修を行う。また、救急部門は県立延岡病院で研修を行う。精神科については、県立宮崎病院で研修を行う。
3. 外科、麻酔科、小児科及び産婦人科(を選択必修とし、この中から1科目を2ヶ月研修する。
4.

自由選択科目は下記病院・診療科から選択して研修する。

●県立宮崎病院
内科・循環器内科、神経内科、精神科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科
●県立延岡病院
内科、循環器内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科・周産期科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、救命救急科、病理診断科
●県立日南病院
内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、皮膚科、麻酔科、放射線科、病理診断科
5.

選択必修研修についてはオリエンテーション時に、自由選択研修に関しては、1年次の秋に希望調査を行い、受入状況により委員長が適宜調整する。また、研修時期については指導体制を考慮して委員長が適宜調整する。

6.

研修医が臨床研修の到達目標を達成できるようにするために、委員長は研修する診療科、研修期間等を調整することができる。


プログラム例
  4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
研修先 県立宮崎病院 県立日南病院 県立延岡病院 県立宮崎病院
1年目 内科 内科 救急部門 精神 選択必修

  4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
研修先 協力病院 県立延岡病院 県立日南病院 県立宮崎病院
2年目 地域 自由選択 自由選択 自由選択

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2. 臨床研修の目標
医師としての人格を涵養し、プライマリ・ケアはもとより、臨床医として求められる基本的臨床能力を身につけ、厚生労働省から提示されている「臨床研修の到達目標」を達成する。
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3. プログラム責任者の氏名
区 分 役職及び診療科 氏 名
プログラム責任者 副院長兼内科部長 上田 章

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4. 募集定員
4名
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5. 研修医の指導体制
指導医のもとマンツーマン方式による。
指導医講習修了者 県立宮崎病院 35名
県立延岡病院 28名
県立日南病院 9名
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がん治療カンファレンス
がん治療カンファレンスで症例発表を行う研修医(手前)
 

6. 研修医の処遇に関する事項
(1) 常勤・非常勤の別 :県非常勤職員
(2) 研修基本手当 :月額
一年次:306,000円 二年次:322,000円
時間外手当を含むと一年次約35万円、二年次約37万円となりますが、これから雇用保険料、社会保険料及び所得税が控除されます。
なお、下記当直手当は別途支給されます。
(3) 基本的な勤務時間 午前8時30分から午後5時15分まで
(4) 休暇 有給休暇 一年次:10日、二年次:10日
(5) 時間外勤務及び当直
1. 時間外勤務:有
2. 時間外勤務手当:有
3. 当直:有、月3回程度
4. 当直手当:有、一回当たり15,000円を別途支給
(6) 宿舎
無、住居手当有り(県立延岡病院、県立日南病院は宿舎有り)
(7) 社会保険、労働保険に関する事項
1. 公的医療保険:政府管掌健康保険
2. 公的年金保険:厚生年金保険
3. 労働者災害補償保険法の適用:有
4. 雇用保険:有
(8) 医師賠償責任保険に関する事項
1. 病院自体の加入:有
2. 個人加入:任意、但し加入を推奨
(9) 外部の研修活動
1. 救急研修(BLS、ACLS)参加につき、受講料、旅費の公費負担を行う。
2. 学会・研究会等への参加が可能であり、参加費用の公費負担を行う。

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7. 病院見学・実習
病院見学・実習を希望される方、ご質問のある方は、下記までご連絡ください。
県立宮崎病院 〒880-8510 宮崎市北高松町5番30号
県立宮崎病院 副院長兼内科部長 上田章
電話(0985)24-4181 内線2251 FAX(0985)28-1881
E-mail:aki-ueda@pref-hp.miyazaki.miyazaki.jp

県立延岡病院 〒882-0835 延岡市新小路2の1の10
県立延岡病院 副院長兼産婦人科・周産期科部長 寺尾公成
電話(0982)32-6181 FAX(0982)32-6759
E-mail:k-terao@pref-hp.nobeoka.miyazaki.jp

県立日南病院 〒887-0013 日南市木山1の9の5
県立日南病院 副院長兼 原誠一郎
電話(0987)23-3111 FAX(0987)23-5142
E-mail:nichinan-hp@pref.miyazaki.lg.jp
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8.卒後臨床研修医募集要綱

1 研修実施施設
・基幹型臨床研修病院 県立宮崎病院
・協力型臨床研修病院 県立延岡病院 ※宮崎県立病院群フェニックスプログラムのみ
県立日南病院 ※宮崎県立病院群フェニックスプログラムのみ
高宮病院 精神科 ※宮崎県立病院群フェニックスプログラムは除く
美郷町国民健康保険西郷病院(地域医療)
椎葉村国民健康保険病院(地域医療)
・協力型臨床研修施設 国民健康保険村立西米良診療所(地域医療)
2 研修期間
2年間の研修終了後はレジデント制度(3年間、一年毎更新)を設けている(現在4名)
3 募集人員
県立宮崎病院群卒後臨床研修プログラム 10名
宮崎県立病院群フェニックスプログラム 4名
4 応募資格
医師国家試験受験予定者
5 採用方法
面接試験による
6 試験内容
小論文(事前提出)と面接
7 面接実施日
平成24年7月28日(土)午後、平成24年8月11日(土)午後
8 面接会場
県立宮崎病院
9 応募方法
(1) 下記の項目を記入した履歴書指定様式(PDF)を提出
氏名、年齢、性別、住所、電話、Eメールアドレス、学歴、免許・資格、志望動機等
(2) 小論文の提出
800字以内、テーマは3つから1つを選択
1.めざす医師像について
2.インフォームドコンセントについて
3.「地域医療」について考えるところ(地域医療に関することであれば題名は自由)
提出方法 FAX可 Eメール可(下記Eメールアドレスを参照)
(3) 履歴書、小論文の提出期限
面接試験希望日の1週間前
(ただし事前にメールまたは電話で面接受験の連絡があった場合はこの限りではありません。)
10 連絡先、履歴書及び小論文の提出先
〒880-8510 宮崎市北高松町5番30号 県立宮崎病院 経営企画担当
電話(0985)24-4181(内線2280)
FAX (0985)28-1881
Eメール hayasaki-tatsunori@pref.miyazaki.lg.jp
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9. 研修の感想
(研修医の感想から抜粋)
地域医療や精神科での研修は非常によい経験になった。
産婦人科医の減少が叫ばれているが、それに負けないように全力で産婦人科医療に携わっていきたい。
朝の救急カンファや各科の先生に勉強会を立ち上げてもらったことが非常に勉強になった。
土日を使ってさまざまな院内講習会等に参加できた。
3年目以降、一旦宮崎を離れるが、宮崎に貢献できるようになり戻ってきたい。
脳神経外科医長、内科医長を中心とした救急カンファレンス、内科副医長によるエコー勉強会など良い勉強の機会を与えてもらった。
重症の症例を担当し眠れない日々もあったが、かけがえのない経験になった。
自分にとって研修医室があったことはありがたかった。同僚と互いの症例について話すことで、より多くのケースについて勉強ができた。

内科部長の指導を受けて学会での症例発表を経験した。


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10. 診療科ごとの研修カリキュラム
【県立宮崎病院】
内科研修カリキュラム
1. 内科の概要
  内科医として必要な基本的知識、技能、態度を修得する。将来、内科医になる場合にも、あるいは他の専門診療科の医師になる場合にも、有用な内科の基本的な診療能力を修得する。
2. 研修の目標および具体的行動計画
 
(1) 内科系疾患患者の病歴、診察所見を簡潔、的確にしかも速やかにとることができる。
(2) 病歴および診察所見から、鑑別診断を重要なものから列挙でき、診断に必要な検査計画をたてることができる。
(3) 検査の意義をよく理解し、その適応、結果の解釈、結果に基づいた適切な対応ができる。
(4) 治療計画が立てられ、予後について述べることができる。
(5) 治療の実際、特殊な検査を修得する。
(6) 不治の患者や終末期患者にあっては、各々の最適な治療目標を設定し、実践できる。
(7) 食事療法、運動療法、生活指導、リハビリテーション療法等について理解し、実践できる。
(8) 患者さんや家族等に検査や治療についてわかりやすく説明することができる。
3. 研修の目標達成のための具体的行動計画
 
(1)

基本的には、厚生労働省(平成14年10月発表)の「新たな医師臨床研修制度の在り方について(案)」に基づいて行う。

(2)

基本的な身体診察法を修得する。全身状態の把握、精神状態、皮膚、頭頚部、胸部、腹部、骨・関節・筋肉系、神経系の診察ができ、記載できる。

(3) 基本的な臨床検査を修得する。血液型、末梢血液検査、尿検査、細菌塗抹検査、心電図検査などの特に基本的な検査については自ら実施し、解釈できる。内視鏡検査、CT検査等の検査については、検査の意義を理解し、検査の適応が判断でき、結果の解釈ができる。

(4) 基本的な手技を修得する。気道確保、人工呼吸、心マッサージ、圧迫止血法、注射(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保など)、採血法(静脈、動脈)、穿刺法(腰椎、胸腔、腹腔)、導尿法、ドレーン・チューブ類の管理、胃管の挿入と管理、局所麻酔法、除細動、気管挿管を実施できる。

(5) 基本的な治療法を修得する。療養指導、抗菌剤、解熱剤、副腎皮質ステロイド剤、麻薬などの薬物療法、輸液療法、輸血療法を適切に実施できる。

(6) 医療について適切な記録ができる。診療録の作成、処方箋・指導箋の作成、診断書・死亡診断書・その他の証明書の作成・管理、臨床病理カンファレンスのレポート作成や症例呈示、紹介状や返書の作成・管理ができる。

(7) 経験できる症状・病態・疾患について。
  1.経験できる頻度の高い症状:
全身倦怠感、不眠、体重減少・増加、浮腫、リンパ節腫脹、発疹、横断、発熱、 頭痛、めまい、失神、胸痛、動悸、呼吸困難、咳・痰、嘔気・嘔吐、胸焼け、嚥下困難、腹痛、便通異常、腰痛、関節痛、歩行障害、四肢のしびれ

2.経験できる緊急を要する症状・病態:
心肺停止、ショック、意識障害、脳血管障害、急性呼吸不全、急性心不全、急性冠症候群、急性腹症、急性消化管出血、急性腎不全、急性感染症、急性中毒、誤嚥、誤飲

3.経験できる疾患・病態:
○血液疾患:
貧血(鉄欠乏性貧血、悪性貧血)、白血病、悪性リンパ腫、骨髄異形性症候群、血小板減少性紫斑病
○神経疾患:
脳血管障害(脳梗塞、脳出血)、髄膜炎・脳炎
○循環器疾患:
心不全、虚血性心疾患(急性心筋梗塞、狭心症)、不整脈(心房細動などの主要な疾患)、動脈疾患(閉塞性動脈硬化症、大動脈瘤)、静脈疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤)、高血圧症
○呼吸器疾患:
呼吸器感染症(肺炎、気管支炎、上気道炎)、慢性・急性呼吸不全、閉塞性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)、肺循環障害(肺塞栓症)、間質性肺炎、胸膜炎、気胸、縦隔腫瘍、肺癌
○消化器疾患:
食道静脈瘤、逆流性食道炎、食道癌、胃十二指腸潰瘍、胃癌、急性胃粘膜病変、イレウス、潰瘍性大腸炎、ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害、肝硬変症肝癌、胆石症、急性・慢性膵炎、膵癌
○腎臓疾患:
急性・慢性腎不全、慢性腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、尿路結石、尿路感染症
○内分泌代謝疾患:
糖尿病、甲状腺機能亢進症・低下症、甲状腺腫瘍、副甲状腺機能亢進症、副腎不全、高脂血症、高尿酸血症、乳癌
○リウマチ・膠原病:
関節リウマチ、全身性エリテマトーデス
○その他:
緩和医療(乳癌、消化器癌、肺癌など)、薬物・農薬中毒、熱中症、予防接種(HBワクチンなど)、感染症(HIV等)

4. 当科の指導体制および特徴
 

内科・循環器科のスタッフおよびレジデント(卒後3年以上)が指導する。スタッフは、日本内科学会および各専門学会によって認定された各専門医、すなわち、内科専門医、循環器専門医、消化器専門医、血液専門医、腫瘍専門医、感染症専門医、リウマチ専門医、腎臓専門医などの資格を有している。
研修期間は6ヶ月間で、その間に、神経疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、血液腫瘍疾患、内分泌代謝疾患、腎臓病、感染症、リウマチ性疾患などの内科系9分野の疾患のうちの頻度の高い疾患、緊急を要する疾患を中心に幅広く経験することができる。
入院受け持ち患者数は約10名であり、必ず指導医とペアで診療する。
内科系救急の診療、ICUでの管理、呼吸器を用いた呼吸管理なども経験できる。
内科・循環器科の病棟は8階と9階にあり、それぞれ3ヶ月研修することによって、内科全般の疾患を経験できる。
一般的な検査はもちろんのこと、骨髄検査、骨髄移植、超音波検査、消化器・呼吸器内視鏡検査・治療、心臓カテーテル検査・治療、人工透析なども常時実施しており、これらを研修できる。週に3回の入退院カンファレンス、週に1回の内科総合カンファレンス(症例検討および講義)、内科各専門医による指導等を通して、症例の詳しい把握と適切な診療ができる。
さらに、各学会へも積極的に参加しており、症例呈示能力を修得できる。
内科では剖検を年間20症例以上行い、定期的に臨床病理カンファレンスを開催している。2年次に自由選択科目として内科・循環器科を選択した場合には、1年次と同様に内科全般の研修を行う。
指導医とともに1年研修医の指導にも協力していただく。

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救急部門(救急救命科及び麻酔科)臨床研修カリキュラム
1. GIO(一般目標)
 

救急医療は初期、二次、三次救急医療と重傷度、階層別に分けられている。三次救急医療の患者は生命や機能予後にかかわっている場合が多い。救急患者の大多数は軽症である。頻度としては軽症の患者の中に重症患者が希にある程度である。
軽症から中等症の患者の診療ができて、初めて重症患者の診療が可能になる。重症患者は診断と治療を同時に進めなければならない。しかも、治療はまず対症療法となることが多い。従って、救急疾患を理解し、基本的なバイタルサインの把握から蘇生法、ACLS(advanced cariopulmonary life support)、ATLS(adbanced tranma lifesupport)を含む疾病、外傷に対して適切に対応するために、必要な意識、基本的な技術・態度を身につける。

2. SBOs(行動目標)
 

1 バイタルサインの把握ができる(技能)
実地研修
2 重傷度および緊急度の把握ができる(想起・解釈)
実地研修、SGD、レポート
3 基本的な救急処置ができる(技能)
実地研修、SGD、レポート
4 ショックの診断と治療ができる(想起・技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
5 二次救命処置ができる(ACLS)(技能)
ビデオ学習、OSCE、実地研修、SGD、レポート
6 専門医への適切なコンサルテーションができる(問題解決、態度)
実地研修、SGD、レポート
7 循環不全患者への対応ができる(解釈・問題解決、技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
8 意識障害患者への対応ができる(解釈・問題解決、技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
9 急性腹症患者への対応ができる(解釈・問題解決、技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
10 呼吸障害患者への対応ができる(解釈・問題解決、技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
11 上部消化管出血の判断ができる(解釈・問題解決)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
12 急性腎不全における腎前性、腎性、腎後性の判断ができる(解釈・問題解決)
実地研修、SGD、レポート
13 外傷の程度に応じた初期対応ができる(解釈・問題解決、技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
14 急性中毒の対応ができる(解釈・問題解決、技能)
実地研修、SGD、レポート
15 熱傷の程度に応じた初期対応ができる
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
16 患者および家族との良好なコミュニケーションがとれる
OSCE、実地研修、SGD、レポート

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地域医療研修カリキュラム
1. 一般目標
 

地域包括医療の理念を理解し、実践できる医師、すなわち地域医療、在宅医療、老人医療、保健・医療・福祉・介護の分野も含めた全人的医療に関する臨床能力を身につける。

2. 具体的な到達目標
 
(1) 包括医療がなぜ必要かについて述べることが出来る。
(2) 身体・心理・社会的側面から、患者、家族のニーズを把握することが出来る。
(3) 日常診療における患者の診療が適切に出来る。
(4) チーム医療を意識し、他の医師やスタッフと個々の患者に関して意見交換ならびに連携が適切に出来る。
(5) 自宅で療養する人たちの暮らしぶりを把握し、在宅ケアを支えるチームのコーディネーターあるいはリーダーとしての医師の役割を適切に実践できる。
(6) 介護保険制度の仕組みを把握し、ケアプランに則した各種サービスの実際を経験し、かつ介護保険制度における医師の役割および介護と医療の連携の重要性を理解し、実践できる。
(7) 各種合同による地域ケア会議の開催等、地域包括医療活動に必要な知識・技能・態度を習得する。
(8) 中山間地における診療活動にとって不可欠となる後方病院との連携の方法を理解し、実践できる。
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(2)選択必修科目
外科研修カリキュラム
1. 一般教育目標
 
(1) 研修の目的
  科学的根拠に基づいた外科に関する基本的診療能力を取得し、全人的医療や適切なプライマリ・ケアの診療能力(態度、技能、知識)も身につける。
(2) 研修の目的
  1)医療人としての基本姿勢・態度を、外科研修を通して身につける。
2)患者の病歴、理学的所見を迅速かつ的確にとり、その病態を速やかに判断し、検査計画をたてるとともに、手術適応を含めた治療方針を決定する。
3)内科的知識を習得し、外科的患者の管理ならびに治療に応用できるようになる。
4)治療に必要な特殊検査を習熟する。
5)外科医としての基本的な手技を理解し、自ら実施できるようにする。
6)術後管理の基本が的確にできるようになる。
7)尊厳な心を持って末期医療に対応できるようになる。
2. 目標達成のための具体的行動計画
 
(1) 経験できる診察法、検査、手技
  1.基本的診察
胸部、腹部を中心に全身

2.基本的臨床検査(自ら実施できるか、または検査の適応の判断、結果の解釈ができる)
一般尿検査、便検査、血算・白血球分画、血液型判定・交差適合試験、心電図、動脈
血液ガス分析、血液生化学的検査、血液免疫血清学的検査、細菌学的検査、薬剤感受
性検査、肺機能検査、細胞診・病理組織検査、内視鏡検査、超音波検査、単純X線検査、造影X線検査、X線CT検査、核医学検査

3.基本的手技
気道確保、人工呼吸、圧迫止血法、包帯法、注射(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保)
採血法(静脈血、動脈血)、穿刺法(胸腔、腹腔)、導尿法、ドレーン・チューブ類の管理、胃管の挿入と管理、局所麻酔法、創部消毒とガーゼ交換、簡単な切開・排膿、皮膚縫合法、軽度の外傷・熱傷の処置、気管内挿管、除細動

4.基本的治療法
療養指導、薬物治療、輸液、輸血

5.医療記録
診療録、処方箋・指導書、診断書、死亡診断書、剖検報告、紹介状、返書、インフォームドコンセント

3. 選択科目時の追加教育目標
 
(1) 高齢者・重症患者の麻酔を担当する。
(2) 心臓外科・開胸手術の麻酔を担当する。
(3) 初歩的な呼吸・循環管理、輸液・代謝管理ができるようになる。
(4) 高位硬膜外麻酔・伝達麻酔の手技を習得する。
(5) 動脈カテーテル・中心静脈カテーテル・肺動脈カテーテルの挿入手技を習得する。
(6) テーマを決めて医局員にレクチャーをする。
(7) 症例報告を書いて、院内の症例発表会で発表する。
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麻酔科臨床研修カリキュラム
1. GIO(一般目標)
 

麻酔は手術時の侵襲管理であり、具体的には疼痛管理、呼吸管理、循環管理である。麻酔のテクニックでなく、疼痛管理、呼吸管理、循環管理の基本を学ぶ

2.SBOs(行動目標)
 

1 Physical statusの評価とリスク判断
2 術前ラウンドし、患者とのコミュニケーションがとれる。
3 血管確保、輸液ルートがとれる
4 胃管を入れることができる
5 尿道カテーテルを挿入できる
6 バッグ・バルブ・マスクが使える
7 麻酔器を使ったマスク換気ができる
8 喉頭展開ができる
9 経口気管挿管ができる
10 麻酔維持ができる
11 麻酔の指導医及び他科の医師とのコミュニケーションがとれる
12 腰椎穿刺ができる
13 硬膜外穿刺ができる
14 体液管理の基本を理解できる
15 呼吸管理の基本を理解できる
16 周術期の起こりうる合併症を理解し、これの予防・治療を行えるようにする。

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小児科研修カリキュラム
1.研修の目的
  小児の特殊性を理解し、小児の保健医療(Primary Health careとPrimary medical care)を扱う医師として必要な基本的知識、技能、態度を修得する。
2.研修到達目標
 
(1) 問診及びカルテ記載の仕方の修得。
  主訴、現病歴、既往症、家族歴などを系統的かつ速やかにとり、記録できる。

(2) 小児の基本的身体診療法の修得。
  視診、聴診、触診、打診による診察の仕方、神経学的所見の取り方を修得する。

(3) 小児における臨床検査の実施と判読理解。
  検尿、末梢血液検査、血液生化学検査、便検査、穿刺液検査(髄液、胸水)、血液ガス分析検査、骨髄検査、単純X線検査、超音波検査、(心臓、腹部)、CTスキャン及びMRI検査

(4) 小児の成長、発達の理解
  未熟児・新生児医療、発達外来を通して小児成育医療を理解する。また、母子手帳を理解し、活用できるようにする。

(5) 小児の主な疾患についての病態生理、臨床症状、検査所見、治療法などについての理解。
  問診、身体所見、検査所見より診断し、問題点をあげ、治療計画をたてることができるよう
修得する。

  1.小児急性感染症
(1)呼吸器感染症:上気道炎、気管支炎、肺炎など
(2)消化器感染症:感染性胃腸炎など
(3)尿路感染症
(4)中耳炎
(5)中枢神経感染症:髄膜炎、脳炎など
(6)ウイルス感染症:麻疹、流行性耳下線炎、水痘、突発性発疹症、インフルエンザなど

2.小児の脱水症についての理解と輸液管理の修得

3.小児けいれん性疾患
熱性けいれん、無熱性けいれんの初期治療及び抗けいれん剤の使い方を修得する。

4.小児喘息
喘息の程度に応じた治療法、生活管理法を修得する。

5.その他
(1)先天性心疾患
(2)先天異常及び染色体異常
(3)血液、腫瘍:貧血、白血病、悪性リンパ腫、出血性疾患など
(4)腎疾患:溶連菌感染後急性糸球体腎炎、慢性腎炎、紫斑病性腎炎、ネフローゼ症候群など
(5)免疫、アレルギー性疾患:川崎病、若年性関節リウマチ、SLEなど
(6)内分泌、代謝性疾患:下垂体疾患、甲状腺疾患、糖尿病など

(6) 小児救急医療についての理解
  バイタルサインの把握、重症及び緊急度の把握、一次救命処置(BLS:Basic Life Support)、二次救命処置(ACLS:Advanced Cardiovascular Life Support)を理解し、修得する。
また、アナフイラキシーショック、異物誤飲・誤燕の対処の仕方についても修得する。

(7) 予防接種についての理解
  予防接種の重要性を理解し、その種類、接種間隔、接種方法などを修得する。
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産婦人科研修カリキュラム
1.研修の目的
 

婦人科疾患(特に、急性期)の診断・治療に関して技術的、学問的な基礎を確立する。
また、妊娠の母体・胎児及びその分娩の生理的過程を十分習熟する。
更に、産科・婦人科緊急に際しての基礎的な技術を習得する。

2.研修の目的
 
(1) 婦人科疾患の管理
  1.良性疾患の診断、治療を行う。
2.悪性疾患の診断、治療方針の策定を行う。
3.超音波、CT、MRIなどの画像診断を学ぶ。
4.婦人科救急症への対策を学ぶ。
(2) 母体・胎児管理
  1.正常分娩を正しく取り扱い、その生理的過程を十分修得する。
2.胎児心拍数モニタリングを用い、胎児の状況を正確に評価する。
3.超音波を用い、胎児の形態的、機能的異常を評価する。
4.ハイリスク妊娠の母体管理を行う。ハイリスクを評価し、必要に応じて関係各科との連携をとる。
5.母体搬送例を中心とした産科救急への対応を学ぶ。
(3) 新生児管理
  1.正常新生児の取り扱い、基本的技能を修得する。
2.新生児蘇生の方法と理論を研修する。
以下のことは、NICUとの連携による研修とする。
3.新生児管理に必要な基本的技能、点滴路確保、輸液及び輸血療法、気管内挿管、 人工換気療法、新生児黄疸対策等を修得する。
4.血液ガス、電解質、血中ビリルビン値測定、CRP測定、新生児聴覚スクリーニング検査などの新生児医療のルーチン検査を修得する。
5.モニター、人工呼吸器、輸液ポンプ等の機器の保守点検を行う。
3.目的達成のための具体的課題
 
(1) 以下について、述べることができる。
  1.妊娠、分娩、産褥の生理
2.胎児の分化と発育
3.新生児の生理
4.良性疾患の病態
5.悪性疾患の病態、治療法の原則
6.不妊、内分泌異常の病態
(2) 以下の診察を身につける。
  1.視診
2.触診 (双合診、内診、Leopold触診法)
3.新生児診察(アプガー、シルバー、マンスコアを含む)
(3) 産婦人科一般検査を実施し、結果を判定できる。
  1.超音波検査法
2.膣分泌物検査法
3.分娩監視装置による検査法
4.新生児モニター
5.CT検査、MRI検査
6.細胞診、コルポスコピー、組織診
(4) 以下の疾患を経験する。
  1.妊娠分娩(正常妊娠、流産、早産、正常分娩、産科出血、乳腺炎、産褥)
2.女性生殖器及びその関連疾患(無月経、思春期・更年期障害、外陰・膣・骨盤内感染症 骨盤内腫瘍)
(5) 成育医療の現場を経験する。
  小児・成育医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、
1.周産期の各発達段階に応じて適切な医療が提供できる。
2.周産期の各発達段階に応じて心理社会的側面への配慮ができる。
3.母子健康手帳を理解し、活用できる。
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精神科研修カリキュラム
1.一般教育目標
  将来の専門分野にかかわらず、日常診療に必要な精神医学の基本知識、病態、治療、態度を身につける。

1.患者の人権に配慮した接し方、態度を身につける。
2.患者を心理、社会、生物学的側面から理解する。
3.診断、検査、治療、社会復帰を含めた包括的な治療計画を立てられるようになる。
4.患者・医師関係、家族・医師関係、医師・医療スタッフ関係に配慮した診療態度を身につける。
2.行動目標・経験目標
  患者の人格・人権を尊重し、患者、家族との適切な関係に配慮しながら診断、治療について以下の技術を修得する。

1.問診
面接の方法に配慮しながら、主訴、生活史、既往歴、現病歴、家族歴等を聴取し、情報をまとめ記載する。

2.状態像を把握する。

3.必要な検査(頭部CT、MRI、脳波等)について理解し、検査計画を立てる。

4.診断
精神科診断(ICD-10、DSM-W)について理解する。

5.基本的な治療(薬物、精神療法)について理解する。

6.精神保健福祉法を理解し、適切な入院形態、手続きを学ぶ。

7.社会復帰活動、地域支援体制について理解する。

8.以下の疾患について実際に入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について症例レポートを作成する。
統合失調症、うつ病、認知症

9.以下の疾患について、外来または入院診療を経験する。
症状及び器質精神病(せん妄を含む)、不安障害、身体表現性障害、ストレス関連障害、アルコール依存症

10.コンサルテーション・リエゾン精神医学について実践し、理解する。
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<一般目標>
近年、精神医療あるいは精神科医に求められる問題は次第に多くなってきている。これは、以下の理由などがあると考えられる。
(1) 社会の変化と関連した、いじめ、不登校、虐待等の児童思春期の心理が関係する問題や、 摂食障害、不適応、うつ病、自殺、痴呆症の増加の問題。
(2) 一般科受診中の20〜40%の患者に何らかの精神医学的診断がつくという事実。また、自殺者の50%が身体疾患を苦にしたものであること。
(3) 緩和ケア、告知問題、慢性疾患患者への対応に見られるように、身体的問題のみならず、心理的、社会的、倫理的見方が要求されている。
(4) 患者―医師関係、家族―医師関係、医師―他医療スタッフ関係に配慮しつつ対応する必要があり、患者や家族の心理を理解する態度を身につける必要がある。
このことから、精神症状を呈する患者、ひいては医療機関を訪れる患者全般への対応の基本
を修得する。この為に、主要な精神状態像及び精神疾患、特に研修医が将来、各科の病棟、外来、救急などで遭遇する機会の多いものの診療を経験する。

<行動目標>
(1) 精神医学的所見:以下が単独で行えるか、少なくとも精神科医へ適切な相談ができる。
  a)外因性(脳器質性、症状性、中毒症)精神疾患と、心因性及び内因性精神疾患との判別ができる。
b)主要な精神状態像、特に抑うつ、心気、不安、せん妄、痴呆状態の把握ができる。
(2) 諸検査法・・・・・(b)は2〜3ヶ月研修の場合に目標とする。
  a)精神症状を呈する患者の特に初期に、施工すべき検査の種類と主要な所見を理解する。
b)脳波検査を指示し、結果から意識障害やてんかんの所見の有無を把握する。
(3) 諸治療法・・・・・将来の各科での診療を念頭に、以下を修得する。
  a)通院及び入院の目的と適応を理解する。

b)薬物療法における主剤の種別はどれか(抗精神病薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬)を決定する。可能であれば各種別で1種類以上の薬剤が使用された患者の経過を把握し、効能を理解する。2〜3ヶ月研修の場合、精神科医の指導の下に実施に処方する。

c)小児や老人など、年代に応じた対処の必要性を理解する。

d)家族や職場の同僚など、患者本人以外への説明や対応について理解する。

e)機会があれば、デイケア、作業療法などや、電気けいれん療法に同席、見学する。
<経験すべき疾患及び精神状態像>
精神科医と共に経験し、以下の病体や治療法を理解する。
(1) 神経症:特に抑うつ・心気・不安神経症の経過、初期治療、抗不安薬の効果
(2)

うつ病:種々の身体症状、社会生活への影響への対応、希死念慮への対応、抗うつ薬の効果

(3) せん妄状態:症状及び状態像の把握、原因疾患の同定、精神科的治療の原則と他科医師への進言
(4)

痴呆症疾患:アルツハイマー型及び血管性痴呆の鑑別、脳器質性疾患による痴呆の経過、ケアや他施設・公的機関の利用についての家族への指導

(5)

精神病状態及び躁状態:機会があれば、特に2-3ヶ月研修の場合には必ず入院で受け持つ。幻覚妄想状態・錯乱状態・躁状態などの差異の理解、抗精神病薬の選択、時には全身管理や行動制限の必要性

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(3)その他の選択研修科目
神経内科研修カリキュラム
1.一般目標

日常診療に必要な神経内科学の病態、治療、基本的概念についての知識を身につける。
当科における疾患は脳外科、整形外科、一般内科、精神科ともオーバーラップする病態が多く、これらについても基本的知識を習得することが要求される。

(1)

神経疾患について診断、検査、治療、社会的ケアを含めた包括的治療計画が立てられるようになる。

(2)

神経学的プライマリ・ケアを習得する。

(3) 神経疾患患者の社会的、心理的側面まで配慮できるように心がける。
(4)

神経疾患患者の長期ケアについて理解し、これを実践する。

(5)

上記に記すように他科との連携のみならず、パラメディカルを含めた広い職種と連携できるようにする。

2.行動目標

患者・家族との信頼関係を構築し、診断、治療、社会的ケアまで円滑に医療を進めていく。

(1)

基本的手技、基本的治療は一般内科に準ずる。

(2) 下記に示すような神経内科特有の検査について、十分な理解の上で検査計画を立て、あるいはこれを実際に行う。

1.腰椎穿刺、そのデータの解釈
2.頭部CT
3.頭部MRI、MRA
4.脳血流シンチ
5.脳波
6.神経伝導検査
7.針筋電図
8.筋生検
9.神経生検
(3)

基本的な治療について理解する。(内服薬、免疫吸着療法、 γ-グロブリン大量療法、リハビリなど)。

(4)

社会的資源(身体障害者手帳、介護保険、在宅看護、療養型介護施設など)について理解を深め、実際にこれらと連携する。

(5)

以下の疾患について実際に入院患者を受け持ち、症例レポートを作成する。
脳梗塞、脳炎、神経変性疾患(パーキンソン病など)、免疫学的神経疾患(ギラン・バレー症候群、重症筋無力症など)

(6)

以下の疾患について外来、または入院診療を経験する。
頭痛、めまい、脊髄症(頚椎症など)、痴呆性疾患、筋萎縮性疾患、意識障害

3.スケジュール
当科における研修は最低3ヶ月とする。研修は病棟での診療を中心に行う。
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放射線科研修カリキュラム
1.一般目標

医師として診療上必要な基本的知識、技能、態度を修得する。
患者診察を、以下の諸点に留意して適切に実施できる能力を養う。

(1)

患者心理を理解した上で、患者に接するマナーを身につける。

(2)

適切な問診及び理学所見をとり得る。

(3) 基本的臨床検査法を実施、あるいは依頼し、その結果を適切に解析し得る。
(4)

放射線科領域の必要にして十分な検査を選び出し、言い得る能力を持つ。

(5)

疾患の内容、程度を把握し、患者、家族とのコンタクトをとるとともに適切な内科的治療法を実施し得る。

(6) 救急疾患及び外来診療の伴う偶発性に対する診断能力、処置能力を身につける。
2.行動目標
内科系研修医2年次後半の3ヶ月間または6ヶ月間に放射線科ローテイトすることにより、次の諸検査及び治療法を指示し、自ら実施し、所見の判断能力を身につける。
(1)

検査

  ア 一般X線検査(胸腹部X線検査、骨X線検査、断層撮影など)
イ 一般造影検査(尿路造影検査、胆道造影検査など)
ウ 消化管X線検査(上部消化管X線検査、大腸消化管X線検査など)
エ 消化管内視鏡検査(上部消化管内視鏡、下部消化管内視鏡など)
オ CT検査
カ MRI検査
キ RI検査
ク 血管造影検査
(2)

治療

  ア 放射線治療(悪性腫瘍に対する各治療法中で、放射線治療の果たす役割の適応と限界を知り、治療計画を立て、照射中及び照射後の患者の指導ができる)
イ IVR(血管塞栓術、血管拡張術など)
3.研修時間割と配置
医師として診療上必要な基本的知識、技能、態度を修得する。
患者診察を、以下の諸点に留意して適切に実施できる能力を養う。
(1)

3ヶ月間ローテイトする場合
一般X線検査、一般造影検査、CT検査、MRI検査、RI検査に関する研修を主として行う。

(2) 6ヶ月間ローテイトする場合
c.F.各研修医師の週間スケジュール予定
 
(1)消化管X線検査 5〜10件
(2)消化管内視鏡検査 5〜10件
(3)CT検査 30〜50件
(4)MR検査 10〜15件
(5)RI検査 5〜10件
(6)血管造影検査 4〜5件
(7)治療計画 4〜5件
4.教育
専門医3名が、諸検査及び治療の実施を原則としてマンツーマンで指導する。
(1)一般X線検査、一般造影検査、放射線治療:山田医師
(2)消化管造影検査、消化管内視鏡検査、CT検査
(3)MRI検査、RI検査、血管造影検査、IVR

また、カンファランスにおいて手術所見と対比して、術前の各種検査レポートを振り返って再検討する。

C.f.カンファランススケジュール
月: 抄読会あるいは学会予行 8:00〜8:30
  院内レクチャー 17:00〜18:00
火: 泌尿器科カンファレンス 16:45〜17:15
  外科カンファレンス 17:30〜19:00
  放射線治療カンファレンス 18:00〜19:00
水: 整形外科カンファレンス 8:00〜8:30
  神経カンファレンス 17:00〜17:30
木: 耳鼻科カンファレンス 16:00〜17:00
  婦人科カンファレンス 16:30〜17:00
金: 内視鏡カンファレンス 8:00〜8:30
5.評価
研修指導医が、初期臨床研修(厚生労働省)到達目標の自己評価表を参考にして以下の項目について評価する。
(1)社会性、倫理性及び人間性
(2)医学的知識及び医療技術
(3)カンファレンス、学会及び論文発表
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整形外科研修カリキュラム
1.一般教育目標

整形外科の必要な下記の基本的知識修得を目標とする。

(1)打撲、捻挫、骨折、脊椎損傷等救急外傷及び交通外傷
(2)スポーツ外傷
(3)脊椎外科
(4)手の外科
(5)関節リウマチ、変形関節症による関節外科
(6)リハビリテーション
2.行動目標

整形外科の必要な下記の基本的知識修得を目標とする。

(1) 整形外科医の基本態度
整形外科は、身体的なハンディキャップを有する患者と接するので、患者の残存能力をいかに活用し、早く社会復帰させるかを念頭において行動する事。
(2) 診察能力
1.主訴、現病歴、家族歴、既往歴の要点の記録
2.頚椎、胸腰椎の診察
3.四肢関節の診察
4.手の外科の的確な診察
5.読影能力
X線、CT、MRI、脊椎造影
(3) 研修する診療能力
1.創傷の局所処置
2.出血性ショック
3.交通事故等外傷の初期治療
4.他科の合併症を有する患者の処置
5.ギブス包帯
3.研修方法

当科指導医とレジデントが共同主治医となり、検査、手術総回診、術前・術後のカンファレンスにすべて参加する。

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脳神経外科初期臨床研修プログラム
1.一般教育目標

脳神経外科は、他科に比し緊急性を要する場合が多いので、その適切な診断・治療の要点を把握・実施する能力を養う。その他、一般的脳外科疾患についても診断・治療の概要を理解する。

1.

一般教育目標

 

(1) 脳神経外科の初期研修の場は、外来ではなく、病棟での患者管理が主体になる。
(2)外傷、脳血管障害の症例をできるだけ多く経験し、その病態の要点の把握と治療法の説明を要領よく行うことができる。
(3) 医学・医療の進歩に伴い、より高度のQOLが要求され、患者からもより高度の説明を求められる時代になった。
よって、これらに対応できる幅広い知識・技能を身につける。

2. 行動目標
 

(1) 病歴聴取・患者診療ののち、病態の要点を定めることができる。
(2) 鑑別すべき疾患を挙げ、必要な検査の計画を立てることができる。
(3) 病棟での処置、例えば術創状態の評価や対処ができる。
(4) 気管内挿管、胃管挿入、IVH管留置等の重症患者への対処ができる。
(5) 特殊検査処置として、腰椎穿刺、髄液細胞の判定、CT、MRI、脳血管造影及び所見の読影ができる。
(6) 各種診断書の書式の違いを理解し、要領よく仕上げることができる。
(7) 紹介医やパラメディカルとの適切な対応ができる。
(8) 退院症例のカルテ、X線フィルム等の整理を誠実にする。
(9) 症例検討会などで病棟看護師へ医学講義ができる。

2.教育
(1)

<脳神経外科の週間スケジュール>
月:院内合同レクチャー・カンファレンス;17:00〜18:00
水:病棟回診(神経内科と合同回診);14:00〜15:00
神経放射線カンファレンス;17:00〜18:00

(2) 指導医とともに、毎日回診を行う。
(3) 各症例(主治医として約10名の患者を受け持つ。)は手術前、後のカンファレンスで発表する。
3.記録
受持症例のリストを作成する。
4.評価

指導医、関連科指導医、病棟師長の意見を総合し、次の項目について脳外科研修指導者が評価する。必要に応じて口頭試問、レポート提出を行う。

(1) 初期臨床研修(厚生省)到達目標の自己評価表
(2) 社会性、倫理性、人間性
(3) 医学的知識
神経学、外科学、脳神経外科の基本的な知識を身につけているか。
(4) 技術
診療、検査、治療を的確かつ速やかに行うことができ、全身管理とともに専門的な脳外科管理ができる。
(5) 総合力
診察した患者、施行した検査、手術、治療成績をまとめてカンファランス学会発表、論文発表ができる。
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心臓血管外科研修カリキュラム
1.一般教育目標
心臓血管外科に関する基本的な知識、技能及び社会人としての責任と他人から尊敬される人格を有し、倫理感に富み、医療事故防止対策、感染対策、医療経済等にも十分に配慮できる有能で信頼される心臓血管外科医を育成する。
2.行動目標
(1)

心臓、血管系の発生、構造と機能を理解し、心臓、血管疾患の病因、病態、疫学に関する知識を持つ。

(2)

心臓、血管疾患の診断に必要な問診と理学所見を的確に得て、必要な一般検査、特殊検査を行い、それらの結果を総合して疾患の診断と病態を評価できる。

(3)

診断結果に基づき、個々の症例の心身両面に対応し、心臓、血管疾患に対する治療法を的確に選択し、安全に実施できる。

(4)

患者及びその家族に対して、診断名、病状及び各種の治療法を説明し、得られる治療効果、それに伴う合併症、危険性について十分な説明ができる。

3.研修方法
指導医と共に患者を受け持ち、研修する。
(1)

高齢者、ハイリスク患者を含む各種の心臓、血管疾患症例を担当医として経験する。

(2)

心臓、血管疾患に関する症状と理学所見、画像検査、生理学的検査などの基本的な検査法の他に、心臓血管造影法、心臓カテーテル法、RIアンギオグラフィーなどの特殊検査の検査結果を解析できる。

(3)

一般状態、加齢、他臓器機能、合併疾患を評価し、心身両面から総合的な治療計画の策定と手術適応の決定、術式の選択ができる。

(4) 心臓、血管疾患の外科的治療の専門知識と技能を習得する。

1.心臓血管外科手術の呼吸、循環動態を理解し、薬剤による循環管理、呼吸器操作、 酸塩基平衡、輸液、輸血、感染対策などの周術期管理が適正に実施できる。
2.術後合併症の早期発見と対策ができる。

(5) 医療事故、アクシデント、インシデントの発生に際しては、迅速に遺漏なく対処できる。
(6) 心臓血管外科に関する研究論文及び症例報告を発表する。
(7) 学術集会において、心臓血管外科に関する発表を演者として行う。
4.研修計画と内容
(1)研修計画
1年目:

各種心臓血管疾患の主治医として経験を積み、責任ある診療を展開する。
症例を重ね専門的知識を深め、積極的な学会活動を行う。
心臓、血管疾患の診断手技、術前・術後の管理を修得する。特に、ICUでの管理に習熟する。

2年目:

当院及び当科関連の心臓血管外科専門医選定機構の定める修練施設で臨床研修を受ける。緊急医療にも携わり、緊急蘇生を始め救急医学全般を修得する。
外科認定医取得のため必要な診療を経験する。

(2)研修内容:以下の手術手技を経験させる。

胸腔穿刺、心嚢穿刺、胸腔内ドレーン挿入、IABP挿入、開胸術、胸骨正中切開術、動脈内血栓除去術、下肢静脈瘤手術及び硬化療法、ペースメーカー植え込み術、末梢血管血行再建術、その他

(3)教育資源:2名の指導医が指導にあたる。
(4)心臓血管外科週間スケジュール

外来 (8:30〜13:00)
午後病棟処置、回診、夕方院内レクチャー、カンファレンス

手術 (午前・午後)
手術終了後、回診

病棟回診、処置(午前)
午後各種検査(血管造影、ペースメーカー植え込み等)

手術(午前・午後)
手術終了後、回診

外来 (8:30〜13:00)
午後病棟処置、回診

5.評価
研修指導医が、自己評価表を参考にして以下の項目について評価する。
(1)

社会性

(2)

医学的知識
外科的(心臓血管外科)基本知識の修得

(3)

診療技術
的確な判断、検査技術とその評価、外科的(心臓血管外科)な基本手技

(4)

総合評価
受け持ち患者についての総括を行い、レポート提出、学会発表、論文発表

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皮膚科研修カリキュラム
1.一般教育目標
(1)

研修の目的

 

科学的根拠に基づいた皮膚科に関する基本的診療能力を修得し、全人的医療や適切なプライマリ・ケアの診療能力(態度、技能、知識)を身につける。

(2)

研修の目標

  1.医療人としての基本姿勢・態度を、皮膚科研修を通して身につける。
2.患者の病歴、理学的所見(主に皮疹)を的確にとり、その病態を判断し、検査計画を立てるとともに、治療方針を決定する。
3.内科的知識を習得し、基礎疾患のある患者の管理と治療に応用できるようになる。
4.診断、治療に必要な特殊検査を習熟する。
5.皮膚外科医としての基本的な手技を理解し、自ら実施できるようにする。
6.術後管理や広範囲熱傷急性期管理の基本が的確にできるようになる。
7.尊厳な心を持って終末期医療にも対応できるようになる。
2.目標達成のための具体的課題
(1)

経験できる診療法・検査・手技

  1.基本的観察
一般理学所見のとりかた、皮疹のみかた

2.基本的臨床検査(自ら実施できるか、または検査の適応の判断・結果の解釈ができる)
一般尿検査、便検査、血液型判定、交差適合試験、血算、白血球分画、 血液生化学的検査、血液免疫血清学的検査、動脈血ガス分析、薬剤感受性検査、 心電図、肺機能検査、内視鏡検査、超音波検査、単純X線検査、造影X線検査、X線CT検査、MRI検査、核医学検査、真菌検査(KOH直接検鏡、真菌培養法)、 細菌学的検査(グラム染色)、細胞疹(ギムザ染色)、病理組織検査(HE標本の見方)

3.基本的手技
気道確保、人工呼吸、圧迫止血法、包帯法、注射(皮内、皮下、筋肉、点滴、 静脈確保)、採血法(静脈血、動脈血)、導尿法、ドレーン・チューブ類の管理、 胃管の挿入と管理、局所麻酔法、創部消毒とガーゼ交換、簡単な切開・排膿、皮膚縫合法、外傷処置、熱傷処置(軽症〜重症)、気管内挿管、除細動

4.基本的治療法
療養指導、薬物治療(外用療法を含む)、輸液、輸血

5.診療記録
診療録、処方箋、指導書、診療計画書、診断書、死亡診断書、紹介状、返信、インフォームドコンセント

(2) 経験できる症状、病態、疾患
  1.頻度の高い症状
痒み、紅斑、丘疹、鱗屑、痂皮、膨疹、水疱

2.緊急を要する疾患・病態
アナフイラキシーショック、急性細菌感染症、急性蕁麻疹、重症熱傷、気道熱傷
ウイルス感染に伴う間質性肺炎、重症薬疹、外傷、腫瘍性出血(血管腫など)

(3) 経験できる疾患、病態
  1.循環器系疾患
下肢静脈瘤、血栓性静脈、閉塞性動脈硬化症、リンパ管炎、リンパ浮腫

2.呼吸器系疾患
肺炎、間質性肺炎(ウイルス感染に伴う)、呼吸不全

3.皮膚疾患
湿疹、皮膚炎群(アトピー性皮膚炎ほか)
蕁麻疹、痒疹、掻痒症
紅斑群(多形滲出性紅斑、結節性紅斑、中毒疹、薬疹など)
血管・リンパ管系疾患((1)および血管炎群)
角化異常症(遺伝性、後天性など)
炎症性角化症(乾癬、扁平苔癬など)
皮膚腫瘍(各種良性、悪性腫瘍)
肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫など)
膠原病と類症(SLEほか、ベーチェット病、スウィート病など)
水疱症(天疱瘡 、類天疱瘡など)
色素異常症(白斑など)
母斑・母斑症(色素性母斑、血管腫、扁平母斑、レックリングハウゼン氏病など)
代謝異常症(沈着症、黄色腫、痛風結節など)
物理・科学的皮膚障害(光線皮膚炎、熱傷、凍痩、褥創など)
ウイルス感染症(風疹、麻疹、水痘、帯状疱疹、伝染性紅斑など)
細菌感染症(蜂窩織炎、丹毒、膿瘍など)
真菌感染症(白癬、カンジダ症、スポロトリコーシスほか)
性行為感染症(梅毒、毛じらみなど)
寄生虫症・動物性疾患(ダニ刺症、疥癬、顎口虫症ほか)
附属器疾患(ざ瘡、毛包炎、汗疹ほか)
粘膜疾患(口内炎、アフタ、扁平苔 など)
軟部組織疾患(形成異常、皮膚萎縮症、結合織疾患など)

3.本カリキュラムの特徴

皮膚科研修中、原則として上記のことを学ぶのですが全ては経験できません。
経験できない分は専門書や指導医から知識として学んでいただきます。

経験できた疾患では、診断から治療まで一貫して学べます。

指導は、皮膚科専門医(皮膚科医長)および先輩医師(副医長)が行います。

皮膚疾患の研修を基本として、入院患者の合併症を通して内科・外科をはじめ他科疾患の診断治療についても経験していただきます。

検査・手術、カンファレンスの状況や受け持ち患者さんの状態によっては、勤務時間が不規則になることがあります。

研修医の皆さんができるだけ充実した研修を受けられるようにスタッフ一同努力いたします。

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泌尿器科研修カリキュラム
1.研修目標

泌尿器科領域の疾患におけるプライマリ・ケアの修得を目標とする。

2.行動目標
最初は、入院患者4〜5名を指導医とともに受け持ち、病歴を作成して診察を行い、毎日経過を観察する。その間、各種検査法を学び、手術を介助し、術前・術後の管理を取得する。
能力の向上に応じて入院患者を独立して受け持つようにする。
研修が進むにつれ、疾患も単純なものから複雑なものを多く対象とする。
(1) 研修中に対象とする主な疾患
尿路結石(腎、尿管、膀胱)、悪性腫瘍(腎、尿管、膀胱、前立腺、陰茎精巣)
先天異常(包茎、停留精巣、VUR、PUJ狭窄)、前立腺肥大症、神経因性膀胱
腎不全、尿路性器感染症
(2) 診断法についての研修項目
尿検査、腎クリアランス、尿流動態検査、尿道膀胱鏡検査、尿管カテーテル検査
排泄性尿路造影、逆行性尿路造影、腹部及び経直腸的超音波診断
経直腸的前立腺針生検
(3) 治療法についての研修項目
消毒法、局所麻酔法、仙骨麻酔法、輸液、輸血、一般薬物療法、癌化学療法
尿道拡張術、陰嚢内疾患手術、陰茎小手術、膀胱切開術、ESWL
その他の手術については、助手をつとめる。
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眼科研修カリキュラム
1.研修目標

眼科領域の疾患におけるプライマリ・ケアの修得を目標とする。

2.経験目標
A 経験すべき診察法、検査、手技
(1)基本的な診察法
1.眼症状に関する、正確な問診ができ、記載できる。
2.全身の一般的な問診、観察ができ、眼症状との関連を解釈して記載できる。
3.眼球と付属組織の診察ができ、適切に記載できる。

(2)基本的な眼科診断技術および検査(自ら実施できるか、検査の適応とその結果の解釈ができる)
[各科共通のものを除いて記載]
1.視力検査(矯正)
2.屈折検査
3.調節検査
4.視野検査
5.色覚検査
6.眼底検査、眼底撮影、蛍光眼底造影
7.細隙灯顕微鏡検査
8.神経眼科学的検査
9.眼位、眼球運動、両眼視機能検査
10.緑内障検査、眼圧測定
11.涙液分泌能検査、導涙検査
12.眼表面から検体採取
13.電気生理学的検査
14.画像診断
15.眼球突出度

(3)基本的手技[各科共通のものを除いて記載]
1.眼帯装用
2.点眼、眼軟膏の点入
3.結膜下注射
4.眼球マッサージ
5.前房穿刺
6.角結膜異物除去
7.球後麻酔、瞬目麻酔、テノン嚢下麻酔
8.霞粒腫、麦粒腫の切開
9.眼瞼、結膜、強膜の縫合
10.コンタクトレンズの装用と管理
11.レーザー治療

(4)基本的治療法
1.療養指導
2.薬物治療
3.輸液

(5)診療記録
1.診療録
2.処方箋(眼鏡、コンタクトレンズを含む)、指示箋
3.診断書
4.紹介状、返信

B 経験すべき症状、病態、疾患

(1)頻度の高い症状
視野障害
視野狭窄
結膜の充血

(2)緊急を要する症状、病態
急性感染症
外傷、熱傷

(3)経験が求められる疾患、病態
屈折異常
角結膜炎
白内障
緑内障
糖尿病・高血圧・動脈硬化による眼底変化

C 特定の医療現場の経験
(1)救急医療

(2)予防医療、失明予防、感染症対策

(3)地域保険・医療、労働と視機能、労働眼障害と対策、 アイバンク活動

(4)小児・成育医療
未熟児網膜症の診断と治療
母子保健
弱視、ロービジョン訓練・教育
学校保健
遺伝性眼疾患の診断・遺伝相談

(5)緩和・終末期医療
失明告知、相談、院内訓練、指導
中途失明者のリハビリテーション
視覚リハビリテーション
視覚障害者に対する各種法令を含む社会的援護
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耳鼻咽喉科研修カリキュラム
1.研修目標

耳鼻咽喉科領域の疾患におけるプライマリ・ケアの修得を目標とする。

2.研修計画
(1)

耳鼻咽喉科領域患者の問診、一般診察
額帯鏡を用いた鼻鏡、舌圧子、耳鏡、間接喉頭鏡、後鼻鏡による診察、頚部の触診、耳内の顕微鏡下診察の修得

(2)

問診からの症状に応じた耳鼻咽喉科検査のオーダーと実施及びその解析
X線検査、純音聴力検査、平衡機能検査、内視鏡検査、各種画像検査(CT、MRI、RI)

(3)

耳鼻咽喉科領域の基本的な処置
耳処理、鼻処理、鼻出血止血処置、術後創傷処置、外来小手術、組織試験切除の修得

(4)

基本的な疾患の外来治療、適切な投薬の修得
外耳炎、中耳炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、咽頭炎、扁桃炎など

(5)

耳鼻咽喉科領域手術の助手を適切に務めることができる。
気管切開術、顎下腺手術、耳下腺手術、甲状腺手術、頚部郭清術など

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【県立延岡病院】
内科研修カリキュラム
1. 内科の概要
  内科は内科学会から教育病院の施設認定を受けており、サブスペシャリティーとして神経、循環器、呼吸器、消化器、血液、腎臓などの専門性を持ちながら一般内科も併せて診療をおこなっている。
2. 研修スケジュール
  一般内科(呼吸器、循環器、消化器、血液、腎臓など)を4ヶ月、循環器科を1ヶ月、神経内科を1ヶ月ローテートする。
3. 研修目標
 
(1) 一般目標
  患者を全人的に診療するために、内科領域を中心とした基本的診療能力を修得する。
(2) 行動目標
  1.患者・家族との良好なコミュニケーションを計れる(インフォームドコンセントを含む)。
2.全身の身体所見を的確にとれる。
3.患者の問題点を把握することができる。
4.適切な検査計画を立てることができる。
5.必要に応じて遅滞なく他科へのコンサルテーションができる。
6.適切な診療計画を実施できる。
7.診療記録および説明文書を遅滞なく記載できる。
8.チーム医療を円滑に進めることができる。
9.患者の家族背景、社会的側面に配慮することができる。
10.社会資源、地域医療連携を有効に利用することができる。
(3) 経験目標
  1.経験すべき診察法・検査・手技
  (1)基本的な身体診察法
病態の正確な把握ができるよう、全身にわたる身体診察を系統的に実施し、記載するために、
  ア 全身の観察(バイタルサインと精神状態の把握、皮膚や表在リンパ節の診察を含む)ができ、記載できる。
イ 頭頸部の診察(眼瞼・結膜、眼底、外耳道、鼻腔口腔、咽頭の観察、甲状腺の触診を含む)ができ、記載できる。
ウ 胸部の診察ができ、記載できる。
エ 腹部の診察ができ、記載できる。
オ 直腸の指診ができ、記載できる。
カ 骨・関節・筋肉系の診察ができ、記載できる。
キ 神経学的診察ができ、記載できる。
ク 精神面での診察ができ、記載できる。

  (2)基本的な臨床検査
 

以下の検査を自ら実施し、結果を解釈できる。

  ア 一般尿検査 (尿沈渣顕微鏡検査を含む)
イ 便検査(潜血、虫卵)
ウ 血算・白血球分画
エ 血液型判定・交差適合試験
オ 心電図(12誘導)・負荷心電図
カ 動脈血ガス分析
キ 血液生化学的検査
ク 血液免疫血清学的検査(免疫細胞検査、アレルギー検査を含む)
ケ 細菌学的検査・薬剤感受性検査
コ 肺機能検査
サ 髄液検査
シ 細胞診・病理組織検査
ス 内視鏡検査
セ 超音波検査
ソ 単純X線検査
タ 造影X線検査
チ X線CT検査
ツ MRI検査
テ 核医学検査
ト 神経生理学的検査(脳波・筋電図など)

  (3)基本的手技
  以下の手技を経験する
  ア 気道確保を実施できる。
イ 人工呼吸を実施できる。(バッグマスクによる徒手換気を含む)
ウ 心マッサージを実施できる。
エ 圧迫止血法を実施できる。
オ 注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)を実施できる。
カ 採血法(静脈血、動脈血)を実施できる。
キ 穿刺法(腰椎)を実施できる。
ク 穿刺法(胸腔、腹腔)を実施できる。
ケ 導尿法を実施できる。
コ 胃管の挿入と管理ができる。
サ 局所麻酔法を実施できる。
シ 創部消毒とガーゼ交換を実施できる。
ス 気管挿管を実施できる。
セ 除細動を実施できる。

  (4)基本的治療法
  ア 療養指導(安静度、体位、食事、入浴、排泄、環境整備を含む)ができる。
イ 薬物の作用、副作用、相互作用について理解し、薬物治療(抗菌薬、副腎皮質ステロイド薬、解熱薬、麻薬、血液製剤を含む)ができる。
ウ 基本的な輸液ができる。
エ 輸血(成分輸血を含む)による効果と副作用について理解し、輸血が実施できる。

  (5)医療記録
  ア 診療録(退院時サマリーを含む)をPOS(Problem Oriented System)に従って記載し管理できる。
イ 処方箋、指示箋を作成し、管理できる。
ウ 診断書、死亡診断書、死体検案書その他の証明書を作成し、管理できる。
エ CPC(臨床病理検討会)レポートを作成し、症例呈示できる。
オ 紹介状と、紹介状への返信を作成でき、それを管理できる。

  (6)診療計画
  ア 診療計画(診断、治療、患者・家族への説明を含む)を作成できる。
イ 診療ガイドラインやクリティカルパスを理解し活用できる。
ウ 入退院の適応を判断できる。
エ QOL(Quality of Life)を考慮にいれた総合的な管理計画(リハビリテーション、社会復帰、在宅医療、介護を含む)へ参画する。

  2.以下の内科各分野の疾患について経験する
  (1)血液・造血器・リンパ網内系疾患
(2)神経系疾患
(3)循環器系疾患
(4)呼吸器系疾患
(5)消化器系疾患
(6)腎・尿路系疾患
(7)内分泌・栄養・代謝系疾患
(8)感染症
(9)免疫・アレルギー疾患

  3.特定の医療現場の経験療
  緩和・終末期医療
緩和・終末期医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、
  (1)心理社会的側面への配慮ができる。
(2)基本的な緩和ケア(WHO方式がん疼痛治療法を含む。)ができる。
(3)告知をめぐる諸問題への配慮ができる。
(4)死生観・宗教観などへの配慮ができる。
4. 方略
  行動目標(SBOs)に関しての具体例
 
(1)患者・家族との良好なコミュニケーションを計れる(インフォームドコンセントを含む)。
(2)全身の身体所見を的確にとれる。
(3)患者の問題点を把握することができる。
(4)適切な検査計画を立てることができる。
(5)必要に応じて遅滞なく他科へのコンサルテーションができる。
(6)適切な診療計画を実施できる。
(7)診療記録および説明文書を遅滞なく記載できる。
(8)チーム医療を円滑に進めることができる。
(9)患者の家族背景、社会的側面に配慮することができる。
(10)社会資源、地域医療連携を有効に利用することができる。

  内科週間予定表
 
 
午前 透析   胃カメラ 腹部エコー 病棟業務
午後 病棟業務

18時
内科勉強会
下部消化管内視鏡検査
17時
呼吸器カンファ
気管支鏡検査

18時
内科カンファ
消化器カンファ

下部消化管内視
鏡検査
18時
血液カンファ
病棟業務

  循環器内科週間予定表
 
 
午前 8時30分
病棟廻診
心エコー
7時30分
心カテカンファ
心エコー
7時30分
心カテカンファ
心エコー
7時30分
心カテカンファ
心エコー
7時30分
心カテカンファ
8時15分
合同カンファ
(心外、循環器)
心カテ検査
午後 病棟業務
ペースメーカー
病棟業務
心カテ
病棟業務
心カテ
病棟業務
心カテ
ペースメーカー
病棟業務
心カテ

  神経内科週間スケジュール
 
 
午前 総合回診(脳外科・神経内科合同) 外来業務 脳波検査 病棟業務 病棟業務
午後 病棟業務・抄読会 病棟業務・症例検討会 電気生理検査・脳波所見会 病棟業務 病棟業務

5. 評価
 
(1)行動目標に関しては上級医、指導医が形成評価を行う。
 
(2)経験目標に関しては別紙達成度評価表にて行う。
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救急医療研修カリキュラム
1. GIO(一般目標)
 

救急医療は初期、二次、三次救急医療と重傷度、階層別に分けられている。三次救急医療の患者は生命や機能予後にかかわっている場合が多い。救急患者の大多数は軽症である。頻度としては軽症の患者の中に重症患者が希にある程度である。
軽症から中等症の患者の診療ができて、初めて重症患者の診療が可能になる。重症患者は診断と治療を同時に進めなければならない。しかも、治療はまず対症療法となることが多い。従って、救急疾患を理解し、基本的なバイタルサインの把握から蘇生法、ACLS(advanced cariopulmonary life support)、ATLS(adbanced tranma lifesupport)を含む疾病、外傷に対して適切に対応するために、必要な意識、基本的な技術・態度を身につける。

2. SBOs(行動目標)
  1 バイタルサインの把握ができる(技能)
実地研修
2 重傷度および緊急度の把握ができる(想起・解釈)
実地研修、SGD、レポート
3 基本的な救急処置ができる(技能)
実地研修、SGD、レポート
4 ショックの診断と治療ができる(想起・技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
5 二次救命処置ができる(ACLS)(技能)
ビデオ学習、OSCE、実地研修、SGD、レポート
6 専門医への適切なコンサルテーションができる(問題解決、態度)
実地研修、SGD、レポート
7 循環不全患者への対応ができる(解釈・問題解決、技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
8 意識障害患者への対応ができる(解釈・問題解決、技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
9 急性腹症患者への対応ができる(解釈・問題解決、技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
10 呼吸障害患者への対応ができる(解釈・問題解決、技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
11 上部消化管出血の判断ができる(解釈・問題解決)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
12 急性腎不全における腎前性、腎性、腎後性の判断ができる(解釈・問題解決)
実地研修、SGD、レポート
13 外傷の程度に応じた初期対応ができる(解釈・問題解決、技能)
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
14 急性中毒の対応ができる(解釈・問題解決、技能)
実地研修、SGD、レポート
15 熱傷の程度に応じた初期対応ができる
ビデオ学習、実地研修、SGD、レポート
16 患者および家族との良好なコミュニケーションがとれる
OSCE、実地研修、SGD、レポート
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(2)選択必修科目
外科研修カリキュラム
1. 行動目標
  医療人として必要な基本姿勢・態度
 
(1) 研修の目的
  医師としての人格を涵養し、外科医として必要な基本的臨床能力を身につけることを目的とする。
(2) 研修の目標
  1.患者を全人的に理解し患者・家族と良好な人間関係を確立し、プライバシーに配慮しつつニーズを把握し、ともに納得できるインフォームド・コンセントを実施できる。
2.医療チームのメンバーとしての役割を理解し、他のメンバーと協調し、情報交換ができコミュニケーションをとれる。
3.患者の問題を把握し、情報を収集・評価し、EBMに基いた適切な判断ができる。
4.安全管理・院内感染対策を身につけ実施できる。
5.症例呈示と討論ができ、カンファレンスや学術集会に参加する。
6.医療の持つ社会的側面(保健医療法規・制度、保険、医の倫理、健康被害etc)の重要性を理解し社会に貢献する。
7.尊厳な心と態度で末期医療に対応できる。

2. 経験目標
 
(1) 経験できる診察法・検査・手技
  1.医療面接
コミュニケーションスキルを身につけ、患者の病歴の聴取と記録ができ、適切な指示・指導ができる。

2.基本的な身体診察法
胸部、腹部を中心に全身状態を把握する。

3.基本的な臨床検査
自ら実施できるか、または検査の適応の判断・結果の解釈ができる。
一般尿検査、便検査、血算、白血球分画、血液型判定、交差適合試験、心電図、動脈血ガス分析、血液生化学的検査、血液免疫血清学的検査、細菌学的検査、薬剤感受性検査、肺機能検査、内視鏡検査、超音波検査、単純X線検査、造影X線検査、X線CT検査、核医学検査

4.基本的手技
気道確保、人工呼吸、心マッサージ、圧迫止血法、包帯法、注射(皮内、皮下、筋肉、点滴、中心静脈確保)、採血法(動脈血、静脈血)、穿刺法(胸腔、腹腔)、導尿法、ドレーン・チューブ類の管理、胃管の挿入と管理、局所麻酔法、気管挿管、全身麻酔法、創部消毒とガーゼ交換、切開・排膿、縫合法(皮膚、腸管)、外傷・熱傷の処置、除細動

5.基本的治療法
(1)術前・術後管理ができる。
(2)薬物治療(抗菌薬、ステロイド薬、解熱薬、麻薬、血液製剤etc)が適切にできる。
(3)基本的輸液、IVH、EDができる。
(4)輸血が適切にできる。

6.医療記録・診療計画
(1)診療録の作成
(2)処方箋・指示書の作成
(3)診断書の作成
(4)死亡診断書の作成
(5)剖検書の作成
(6)紹介状、返信の作成ができる。

(2) 経験出来る疾患・病態
  1.頻度の高い症状
全身倦怠感、不眠、食欲不振、体重減少、浮腫、リンパ節腫脹、黄疸、発熱、嗄声、胸痛、動悸、呼吸困難、咳・痰、胸やけ、嚥下困難、腹痛、便通異常、腰痛、尿量異常、不安・抑うつ

2.緊急を要する症状・病態
心肺停止、ショック、急性呼吸不全、急性心不全、急性冠症候群、急性腹症、急性消化管出血、急性腎不全、急性感染症、外傷、誤飲・誤嚥

3.経験できる疾患・病態
ア 血液・造血器・リンパ網内系疾患、血(鉄欠乏性貧血、二次性貧血)、出血傾向・紫斑病(DIC)

イ 循環器系疾患
心不全、狭心症、心筋梗塞、不整脈、弁膜症、動脈疾患(大動脈瘤)、静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)

ウ 呼吸器系疾患
呼吸不全、呼吸器感染症(気管支炎、肺炎)、閉塞性・拘束性肺疾患、肺循環障害(肺塞栓)、胸膜・縦隔・横隔膜疾患(自然気胸)、肺癌

エ 消化器系疾患
食道・胃・十二指腸疾患(食道癌、食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、胃・十二指腸炎)、小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻、結腸癌、直腸癌)、胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎、胆道癌)、肝疾患(慢性肝炎、肝硬変、肝癌)、膵臓疾患(急性・慢性膵炎、膵癌)、腹壁・腹膜(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)

オ 内分泌疾患
乳腺腫瘍、甲状腺腫瘍

3. 週間スケジュール(指導医の一例)
  神経内科週間スケジュール
 
 
午前 病棟カンファレンス

回診 or Ope
病棟カンファレンス

消化管造影
病棟カンファレンス

回診 or Ope
病棟カンファレンス

上部消化管
内視鏡
病棟カンファレンス

回診 or Ope
午後 Ope 外科的検査・処置(ERCP、PTCD、etc)

消化管カンファレンス
Ope 外科的検査・処置(ERCP、PTCD、etc)

術前・術後カンファレンス
Ope

4. 外科研修のまとめ
 
(1) 一般外科の研修を基本として、胸部・腹部(心臓血管外科を含む)、頚部、乳腺、小児外科も研修できます。
(2) 各指導医のもと、診断から治療まで一貫して研修できます。
(3) 原則として週間スケジュールにしたがい、様々な症例を経験できますが、検査、カンファレンス、手術、受け持ち患者の状況により勤務は流動的になります。
(4) 研修が実りあるものになるようにできるかぎりサポートしますので、遠慮せずに相談してください。
(5) 以上の延長として、可能なかぎり学会に参加、発表し、論文作成できるように精進しましょう。
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小児科研修カリキュラム
1.一般目標
  小児の特殊性を理解し、小児医療や小児保健(検診、予防接種等)を行うための基本的な知識、技能、また両親を含めた患児への接し方を学び、修得する。
2.到達目標
 
(1) 順序だった問診が取れカルテに記載できる。
  主訴、現病歴、既往歴、家族歴の聴取と記載。
(2) 小児の診察所見が取れ記載できる。
  視診、聴診、触診、打診、神経学的所見等
(3) 問診、診察に基づいて検査計画を立てその実施、評価ができる。
  年齢、病態を理解した上で評価できる。
(4) 上記に基づいて疾患鑑別、治療計画、予後予測ができる。
(5) 主な小児疾患について理解し治療できる。
(6) 小児の採血、点滴等の基本的な手技ができる。
(7) 健康小児の成長発達を理解し、その評価ができる。
(8) 予防接種の意義、その種類、接種時期、接種法を理解しその実施ができる。
(9) 一、二次小児救急疾患を診る事ができ、その救急処置ができる。
3. 目的達成のための方略
 
(1) 指導医と共に、外来(一般診療、健診、時間内救急など)、病棟診療(採血、点滴等の処置を含む)を行う。
(2) 毎日の病棟入院児のカンファランスに参加し、症例の検討を行う。
(3) 指導医と共にNICUでの診療、フォローアップ外来、乳児検診、予防接種外来を行う。
(4) 抄読会に参加し文献の抄読を行う。
(5) 担当医と共に救急センターでの診療(夜間救急を含む)、当直業務を行う。
4. 当院で経験可能な疾患
  当科では宮崎県北の基幹病院としてあらゆる種類の疾患を取り扱っている。
 
(1) 急性感染症
  呼吸器感染症(上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎等)
消化器感染症(嘔吐症、感染性腸炎等)
尿路感染症
中枢神経感染症(髄膜炎、脳炎等)
ウイルス感染症(麻疹、水痘、ムンプス、EBウイルス感染症、インフルエンザ、RSウイルス等)
その他(ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群、中耳炎等)
(2)小児神経疾患
  熱性痙攣、てんかん、痙攣重積、脳性まひ児の管理等(気管切開中を含む)
(3) 代謝性疾患
  糖尿病、ケトン血性嘔吐症、脱水症等
(4) 小児呼吸器疾患
  気管支喘息、喘息性気管支炎等
(5) 腎疾患
  急性腎炎、ネフローゼ症候群、紫斑病性腎炎等
(6) 内分泌疾患
  クレチン症、バセドウ病、GH分泌不全性小人症等
(7) 新生児、未熟児(超未熟児を含む)
(8) その他
  貧血等血液疾患、白血病、川崎病、膠原病、先天性心疾患、先天性代謝疾患、小児救急疾患(発熱、痙攣、腸重積、異物誤嚥、誤飲等)、小児人工呼吸器管理等
(9) 予防接種
  当院で行っているのは麻疹、B型肝炎のみ
(10) 乳児検診、NICU退院後のフォローアップ外来
(11) 救命救急センター
  時間外紹介も多く痙攣性疾患(痙攣重積を含む)、喘息性疾患も多い。
5. その他
  NICU10床、スタッフ1人、レジデント1人
  小児科25床(単科病棟)スタッフ3人、レジデント2人
6. 週間予定表
 
 
午前 病棟診療後
外来診療
病棟診療後
外来診療
病棟診療後
外来診療
病棟診療後
外来診療
病棟診療後
外来診療
午後 外来診療
(予防接種)
外来診療
(慢性疾患)
外来診療
(慢性疾患)
外来診療
(健診)
外来診療
脳波判読
  ※健診は1ヶ月健診
※月曜日または木曜日に抄読会
※水曜日に不定期に看護師合同の症例検討会
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産婦人科・周産期科研修カリキュラム
1. 一般目標 (GIO:General Instructional Objectives)
 
(1) 女性特有の疾患による救急医療を研修する。
  卒後研修目標の一つに「緊急を要する病気を持つ患者の初期診療に関する臨床能力を身につける」とあり、女性特有の疾患に基づく救急医療を研修する必要がある。これらを的確に鑑別し初期治療を行うための研修を行う。
(2) 女性特有のプライマリ・ケアを研修する。
 

思春期、性成熟期、更年期の生理的、肉体的、精神的変化は女性特有のものである。女性の加齢と性周期に伴うホルモン環境の変化を理解するとともに、それらの失調に起因する諸々の疾患に関する系統的診断と治療を研修する。これら女性特有の疾患を有する患者を全人的に理解し対応する態度を学ぶことは、リプロダクティブヘルスへの配慮あるいは女性のQOL向上を目指したヘルスケア等、医療に対する社会からの要請に応えるもので、全ての医師にとって必要不可欠のことである。

(3) 妊産褥婦ならびに新生児の医療に必要な基本的知識を研修する。
 

妊娠分娩と産褥期の管理ならびに新生児の医療に必要な基礎知識とともに、育児に必要な母性とその育成を学ぶ。また妊産褥婦に対する投薬の問題、治療や検査をする上での制限等についての特殊性を理解することは全ての医師に必要不可欠なものである。

2. 行動目標 (SBO:Specific Behavioral Objectives)
 
(1) 経験すべき診察法・検査・手技
  1.基本的産婦人科診療能力
(1)問診及び病歴の記載
患者との間に良いコミュニケーションを保って問診を行い、総合的かつ全人的にpatient profieをとらえることができるようになる。病歴の記載は、問題解決志向型病歴(Problem Oriented Medical Record : POMR) を作るように工夫する。
・主訴・現病歴・月経歴・結婚、妊娠、分娩歴・家族歴・既往歴

(2)産婦人科診察法
産婦人科診療に必要な基本的態度・技能を身につける。
・視診(一般的視診および腟鏡診)
・触診(外診、双合診、内診、妊婦の Leopold 触診法など)
・直腸診
・穿刺診(Douglas 窩穿刺、腹腔穿刺)
・新生児の診察(Apgar score, Silverman score その他)

2.基本的産婦人科臨床検査
産婦人科診療に必要な種々の検査を実施あるいは依頼し、その結果を評価して、患者・家族にわかりやすく説明することが出来る。妊産褥婦に関しては禁忌である検査法、避けた方が望ましい検査法があることを十分に理解しなければならない。
(1)婦人科内分泌検査
・基礎体温表の診断・頸管粘液検査・ホルモン検査
(2)不妊検査
・基礎体温表の診断・卵管疎通性検査・精液検査
(3)妊娠の診断
・免疫学的妊娠反応・超音波検査
(4)感染症の検査
・カンジダ検査・トリコモナス検査・クラミジア検査
(5)細胞診
・病理組織検査・子宮腟部細胞診・子宮内膜細胞診・病理組織生検
(6)内視鏡検査
・コルポスコピー・子宮鏡・腹腔鏡
(7)超音波検査
・ドプラー法・断層法(経腟的超音波断層法、経腹的超音波断層法)
(8)放射線学的検査
・子宮卵管造影法・腎盂造影法・CT検査・MRI 検査

3.基本的治療法
薬物の作用、副作用、相互作用について理解し、薬物治療(抗菌薬、副腎皮質ステロイド薬、解熱薬、麻薬を含む)ができる。
特に妊産褥婦ならびに新生児に対する投薬の問題、治療をする上での制限等について学ばなければならない。薬剤の殆どの添付文書には催奇形性の有無、妊産褥婦への投薬時の注意等が記載されており、薬剤の胎児への影響を無視した投薬は許されない。胎児の器官形成と臨界期、薬剤の投与の可否、投与量等に関する特殊性を理解することは全ての医師に必要不可欠なことである。

1.処方箋の発行
・薬剤の選択と薬用量・投与上の安全性
2.注射の施行
・皮内、皮下、筋肉、静脈、中心静脈
3.副作用の評価ならびに対応
・催奇形性についての知識

(2) 経験すべき症状・病態・疾患
  研修の最大の目的は、患者の呈する症状と身体所見、簡単な検査所見に基づいた鑑別診断、初期治療を的確に行う能力を獲得することにある。
  1.頻度の高い症状
(1)腹痛
(2)腰痛
産婦人科特有の疾患に基づく腹痛・腰痛が数多く存在するので、産婦人科の研修においてそれら病態を理解するよう努め経験しなければならない。これらの症状を呈する産婦人科疾患には以下のようなものがある。子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜炎、子宮傍結合組織炎、子宮留血症、子宮留膿症、月経困難症、子宮付属器炎、卵管留水症、卵管留膿症、卵巣子宮内膜症、卵巣過剰刺激症候群、排卵痛、骨盤腹膜炎、骨盤子宮内膜症があり、さらに妊娠に関連するものとして切迫流早産、常位胎盤早期剥離、切迫子宮破裂、陣痛などが知られている。

  2.緊急を要する症状・病態
(1)急性腹症
産婦人科疾患による急性腹症の種類はきわめて多い。「緊急を要する疾患を持つ患者の初期診療に関する臨床的能力を身につける」ことは最も大きい卒後研修目標の一つである。女性特有の疾患による急性腹症を救急医療として研修することは必須であり、産婦人科の研修においてそれら病態を的確に鑑別し初期治療を行える能力を獲得しなければならない。急性腹症を呈する産婦人科関連疾患には子宮外妊娠、卵巣腫瘍茎捻転、卵巣出血などがある。

(2)流・早産および正期産
産婦人科研修でしか経験できない経験目標項目である。

  3.経験が求められる疾患・病態
(1)産科関係
・妊娠・分娩・産褥ならびに新生児の生理の理解
・妊娠の検査・診断
・正常妊婦の外来管理
・正常分娩第1期ならびに第2期の管理
・正常頭位分娩における児の娩出前後の管理
・正常産褥の管理
・正常新生児の管理
・腹式帝王切開術の経験
・流・早産の管理
・産科出血に対する応急処置法の理解

(2)婦人科関係
・骨盤内の解剖の理解
・視床下部・下垂体・卵巣系の内分泌調節系の理解
・婦人科良性腫瘍の診断ならびに治療計画の立案
・婦人科良性腫瘍の手術への参加の経験
・婦人科悪性腫瘍の早期診断法の理解(見学)
・婦人科悪性腫瘍の手術への参加の経験
・婦人科悪性腫瘍の集学的治療の理解(見学)
・不妊症・内分泌疾患患者の外来における検査と治療計画の立案
・婦人科性器感染症の検査・診断・治療計画の立案

(3)その他
・産婦人科診療に関わる倫理的問題の理解
・母体保護法関連法規の理解
・家族計画の理解

3.研修スケジュール
 
(1) 週間スケジュール
  基本的には、本院産婦人科週間スケジュールに則って行動する。
・病棟(月・水・金:午前)
・外来(月・水・金:午後)
・手術(火・木:終日)
・分娩(随時)
・産婦人科副当直としての任務遂行
(2) 勉強会並びにカンファレンス
  ・火 AM8:00「病棟勉強会」
・水 AM8:00「英文抄読会」
・金 AM8:00「テーマ勉強会」
・月&水(夕刻) 症例カンファレンス
・宮崎県北産婦人科医会(月例会)への参加
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麻酔科研修カリキュラム
1.GIO(一般目標)
  麻酔は手術時の侵襲管理であり、具体的には疼痛管理、呼吸管理、循環管理である。麻酔のテクニックでなく、疼痛管理、呼吸管理、循環管理の基本を学ぶ。
2.SBOs(行動目標)
  (1)Physical statusの評価とリスク判断
(2)術前ラウンドし、患者とのコミュニケーション
(3)血管確保、輸液ルートがとれる
(4)胃管を入れることができる
(5)尿道カテーテルを挿入できる
(6)バッグ・バルブ・マスクが使える
(7)麻酔器を使ったマスク換気ができる
(8)喉頭展開ができる
(9)経口気管挿管ができる
(10)麻酔維持ができる
(11)他科の医師とのコミュニケーションがとれる
(12)腰椎穿刺ができる
(13)硬膜外穿刺ができる
(14)体液管理の基本を理解できる
(15)呼吸管理の基本を理解できる

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(3)自由選択科目
整形外科研修カリキュラム
1.一般教育目標
  整形外科の必要な下記の基本的知識を習得し、的確な診断と処置を行うことが出来ることを目標とする。
  (1)骨折、脱臼、靭帯損傷、脊髄損傷等の救急外傷及び交通外傷
(2)スポーツ外傷
(3)脊椎外科
(4)手の外科
(5)関節外科(変形性関節症、関節リウマチ等)
(6)リハビリテーション

2.行動目標
 
(1) 整形外科医の基本的態度
  整形外科的な疾患について把握し、患者および家族に適切な説明、対応を行い、予後についても説明できるようにする。
身体的なハンディキャップを有する患者と接するので、患者の残存能力をいかに活用し、早く社会復帰させるかを念頭において行動する。
(2) 診察能力
  1.主訴、現病歴、家族歴、既往症の要点の記録ができる
2.頸椎、胸腰椎の神経学的診察から診断が導ける
3.四肢関節の診察が出来る
4.手の外科の的確な診察が出来る
5.読影能力(X線、CT、MRI、脊椎造影)ができ、プレゼンテーションが出来る

(3) 研修する診察能力
  1.創傷の局所処置が的確に出来る
2.全身状態の把握が出来る(出血性ショックなど)
3.交通事故等外傷、骨折の初期治療が的確に出来る
4.緊急を要する疾患に対する処置の判断が出来る(開放骨折に対する洗浄、コンパートメント症候群に対する筋膜切開など)
5.ギブス包帯
6.手術の適応、方法が理解できる

3.研修方法
  当科指導医とレジデントが共同主治医となり、検査、手術、総回診、術前・術後のカンファレンスに参加する。

  当院で経験できる手術:
 

外傷一般(四肢の骨折、開放骨折、骨盤骨折、脱臼、靭帯損傷、コンパートメント症候群など)、
手の外科手術(手指の再接着、神経縫合、血管縫合、腱縫合、皮膚の形成手術など)、
脊椎外科(頚椎前方固定術、椎弓形成術、腰椎椎弓切除術、後方固定術など)、
手根管開放術、肘部管開放術、良性腫瘍摘出など

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脳神経外科研修カリキュラム
1.教育目標
 

脳神経外科の初期研修プログラムにおいて、2年間の総合臨床研修期間中の限られた期間を最大限に活用し、プライマリ・ケアに必要かつ最低限の脳神経外科的知識と対処法を習得することを目的とする。
具体的には、瞬時の判断を要求されることも多い脳血管障害および頭部外傷に対する手術適応や治療方針決定についての研修が主となる。

2. 到達目標
 
(1) 一般目標
  日常診察で遭遇することの多い、脳血管障害や頭部外傷、脳腫瘍などに適切な初期診療ができるような基本的な臨床能力を身につけ、患者および家族に対して適切な対応、説明を行えるようにする。
(2) 行動目標
  1.病歴・家族歴聴取とカルテ記載。
2. 回診時・症例検討会での、受け持ち患者のプレゼンテーション。
3. 脳神経外科疾患に対する診断、治療に関しての基本的手技の習得。

検査
腰椎穿刺、頭部CT検査、MRI検査、SPECT、脳波、脳血管造影

治療
頭蓋内圧亢進時の薬物治療、脳血管攣縮の薬物治療、痙攣発作の管理・薬物治療、
中心静脈カテーテル、穿頭術、開頭術(術前・術後管理も含む)、気管切開術など

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心臓血管外科研修カリキュラム

心臓血管外科は高度な専門性を有する外科の領域であり、生命活動に直接影響が及ぶ臓器を対象とする外科であるため、専門医の育成のためには厳しいトレーニングが必要である。患者サイドから見ると、外科医に生命をゆだねる訳であり、心臓血管外科医には優れた人間性が要求される。さらに、新しい技術の応用にはリスクも伴い、厳格な倫理観が必要とされる。これらの要求を満たす、優れた心臓血管外科医を養成することが、県立延岡病院心臓血管外科研修カリキュラムの理念である。

1. 全体的目標
 
(1) 医の倫理に基づいた適切な態度と習慣を身に付ける
  研修開始にあたって、医の倫理について、参考図書を読むことを義務づけ、医師として患者に適切な態度で接しているか、上級医師およびパラメディカルスタッフより評価を受ける。
(2) 医療安全管理セーフティーマネジメントの研修を受ける
  病院で開催される医療安全管理関連の会に参加し研修する。
心臓血管外科グループでの医療安全管理チェックに参加する。
クリニカル・パスを実践し改訂作業にも参加する。
(3) 生涯学習を行なう方略の基本を習得し実行できる
  学会発表を行い、学術論文を提出する。
(4) 医療経済・保険について研修する
  医療経済に関して院内の医療保険検討会に参加し、特に心臓血管外科に関連した医療経済・保険について研修する。
2.一般目標
 

心臓血管外科領域において、知識・技量に秀でるとともに、人間性にも優れた心臓血管外科医を 養成することを研修の目標とする。倫理観を持ち、医療事故防止対策、感染対策、医療経済等にも 十分配慮できる心臓血管外科医を育成する。研修期間で十分な修練を行い、研修終了後は有能で信 頼される心臓血管外科医であるとともに指導医として後進を指導できるだけの総合力を身に付ける。

3.行動目標
 
(1) 心臓、血管系の発生、構造と機能を理解し、心臓疾患・血管疾患の病因、病理病態、疫学に関する知識を持つ。
(2) 心臓疾患・血管疾患の診断に必要な問診および身体診察を行い、必要な基本的検査法、特殊検査法の選択と実施ならびにその結果を総合して心臓疾患・血管疾患の診断と病態の評価ができる。
(3) 診断に基づき、個々の症例の心身両面に対応して心臓疾患・血管疾患に対する手術療法を適切に選択し、安全に実施することができる。
(4) 患者とその関係者に病状と外科的治療に関する適応、合併症、予後 について十分な説明ができる。
(5) 心臓血管外科修練中の後進の外科医を日常的に指導し、その成果を評価することができる。
4. 研修方法
 
(1) 県立延岡病院にて修練を行う。
(2) 高齢者、ハイリスク患者を含む各種の心臓疾患・血管疾患症例を担当医として十分に経験する。
(3)

心臓疾患・血管疾患に関する症状と理学的所見、画像検査(X線、CT、MRI、超音波検査)、生理学的検査(心電図、呼吸機能検査、動脈血液ガス分析)、虚血肢無侵襲的循環動態評価法(足関節、足趾収縮期血圧測定、トレッドミルテストなど)などの基本的検査法の他に心臓血管造影法、心臓血管カテーテル検査法、経食道超音波検査法、心筋シンチグラム、肺換気、血流シンチグラム、RIアンギオグラフィー、プレチスモグラフィーなどの特殊検査の適応を決定でき、検査結果を解析できる。

(4) 一般状態、加齢、他臓器機能、合併疾患を評価し、心身両面から総合的な治療計画の策定と手術適応の決定、術式の選択ができる。
(5) 心臓疾患・血管疾患の外科的治療の基本的知識と技能を習得する。また心臓血管外科手術の呼吸、循環動態を理解し、薬剤による循環管理、呼吸器操作、酸塩基平衡、輸液、輸血、感染対策などの周術期管理が適正にできる。さらに術後合併症の早期発見と対策ができる。
(6) 医療事故、アクシデント、インシデントの発生に際しては基準に従って、これを迅速に遺漏なく対処できる。
(7) 心臓血管外科に関する研究論文および症例報告を発表する。
(8) 学術集会において心臓血管外科に関する発表を演者として行う。
(9) 症例検討会において主たる討論者となる。
5. 年次研修計画
  (1年目)
 
(1) 心臓外科、血管外科の基礎的知識を心臓血管外科の業務を通じて習得する。
(2) 心臓血管外科症例の主治医として患者を受け持ち、診断、手術前評価、手術適応について判断できる能力を身に付ける。
(3)

助手として手術に参加し、基本的手術手技を習得する。

(4) 集中治療病室担当医と協力して、術後の管理を行なう。
(5) 心臓血管外科関連の地方会・研究会に演者として発表する。
(6) 心臓血管外科関連の雑誌に論文を発表する。
(7) 経験すべき手技
  1.大腿動静脈露出、腋窩動脈露出、開胸操作 体外循環のためのカニュレーション、開胸術、閉胸術、動脈内血栓除去術、下肢静脈瘤手術、ペースメーカー植え込み術の第一助手を経験する。
2.開心術の第二助手を経験する。
3.腹部大動脈瘤人工血管置換術、大腿動脈膝窩動脈バイパス術等の第二助手を経験する。

  (2年目)
 
(1) 心臓外科、血管外科の専門的知識を習得する。
(2) 合併症を有する心臓血管外科症例の主治医として患者を受け持ち、診断、手術前評価、手術適応について判断できる能力を身に付ける。
(3)

助手・術者として手術に参加し、手術手技を習得する。

(4) 集中治療病室担当医と、術後管理の問題点についてディスカッションする。
(5) 心臓血管外科関連の国内学会・研究会に演者として発表する。
(6) 心臓血管外科関連の雑誌に筆頭著者として原著論文を発表する。
(7) 経験すべき症例:基礎的な心臓血管手技の第一助手となるとともに、複雑な心臓血管手術の助手を経験する。
  1.腹部大動脈瘤人工血管置換術、大動脈ム大腿動脈バイパス術の第一助手を経験する。
2.単純な血管吻合の術者、大伏在静脈採取および内胸動脈採取の術者、体外循環のためのカニュレーションの術者、開胸術、閉胸術、動脈内血栓除去術、下肢静脈瘤手術、ペースメーカー植え込み術の術者を経験する。
3.簡単な先天性心疾患や単弁置換手術の第一助手を経験する。
4.多枝冠動脈バイパス術など複雑な手術の第二助手を経験する。
6. 教育指導
  県立延岡病院心臓血管外科の指導医、認定医が教育指導にあたる。
7. 心臓血管外科週間スケジュール
 

(月) 7:45〜病棟回診、ICUカンファレンス、8:45〜手術
(火) 7:45〜病棟回診、ICUカンファレンス、8:45〜手術
(水) 7:45〜病棟回診、ICUカンファレンス、8:30〜外来、病棟処置
(木) 7:45〜病棟回診、ICUカンファレンス、8:45〜手術、夕方症例検討会
(金) 7:45〜病棟回診、ICUカンファレンス、循環器カンファレンス、外来、手術

8. 評価
指導医が社会性、倫理性、医学的知識、心臓血管外科的基本手技の習熟度などについて評価する。
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皮膚科研修カリキュラム
1. 一般教育目的
 
(1)研修目的
 皮膚科に関する基本的診察能力を拾得し、全人的医療や適切なプライマリ・ケアの診療能力(態度、技能、知識)を身につける。
(2) 研修の目的
  1.医療人としての基本姿勢・態度を皮膚科研修を通して身につける。
2.患者の病歴、理学的所見(主に皮疹)を的確にとり、その病体を判断し、検査計画(特殊検査も含む)、治療方針を決定する。
3.皮膚外科の基本的手技を習得する。
4.術後管理や熱傷(広範囲熱傷の急性期管理も含む)の基本的加療ができるようにする。
5.尊厳な心を持って終末期医療にも対応できるようにする。
2. 目標達成のための具体的課題
 
(1)経験できる診察法・検査・手技
  1.基本的観察
一般理学的所見のとりかた、皮疹のみかた

2.基本的臨床検査(自ら実地できるか、または検査の適応の判断・結果の解釈ができる)
一般尿検査、便検査、決算、白血球分画、血液生化学的検査、血液免疫血清学的検査、薬剤感受性検査、心電図、肺機能検査、単純X線検査、X線CT検査、MRI検査、核医学検査、真菌検査(KOH検査、真菌培養法)、細菌学検査(グラム染色)、細胞診(ギムザ染色)、病理組織検査(HE標本の見方)

3.基本的手技
気道確保、人工呼吸、圧迫止血法、包帯法、注射(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保)、採血法(静脈血、動脈血)、導尿法、ドレーン・チューブ類の管理、胃管の挿入と管理、局所麻酔法、創部消毒とガーゼ交換、簡単な切開・排膿、皮膚縫合法、外傷処置、熱傷処置(軽症?重症)、気管内挿管

4.基本的治療法
療養指導、薬物治療(外用療法を含む)、輸液、輸血

5.診療記録
診療録、処方箋、指導書、診療計画書、診断書、死亡診断書、紹介状、返信、インフォームドコンセント
(2)経験できる疾患・病態
 

皮膚疾患
湿疹、皮膚炎(アトピー性皮膚炎ほか)
蕁麻疹、痒疹、掻痒症
紅斑群(多形滲出性紅斑、結節性紅斑、中毒疹、薬疹など)
血管・リンパ管系疾患(血管炎群)
角化異常症、炎症性角化症(乾癬など)
皮膚腫瘍(良性、悪性腫瘍)、肉芽腫症(サルコイドーシスなど)
膠原病と類症(SLE他)水疱症(天疱瘡、類天疱瘡など)
色素異常症(白斑など)、母斑母斑症(色素性母斑、NF-1など)
代謝異常症(沈着省など)、物理・化学的皮膚障害(熱傷、褥瘡など)
ウイルス感染症(水痘、帯状疱疹など)、細菌感染症(蜂窩織炎など)
真菌症(白癬、スポロトリコーシスなど)、性行為感染症(梅毒など)
寄生虫・動物性疾患(疥癬、顎口虫症など)、付属器疾患(ざ瘡など)
粘膜疾患(アフタ、扁平苔癬など)、軟部組織疾患(形成異常など)

3. 本カリキュラムについて
  ※ 皮膚科研修中、上記のことを全て経験出来ません。経験できない分は、専門書や指導医からの知識として学んでいただきます。
※ 経験できた疾患は、診断から治療まで一貫して学んでいただきます。
※ 指導は、皮膚科専門医(皮膚科医長)および先輩医師(副医長)が行います。
※ 検査・手術、カンファレンスの状況や受け持ち患者さんの状態によっては、勤務時間が不規則になることがあります。
※ 研修医の皆さんができるだけ充実した研修を受けられるようにスタッフ一同努力します。
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泌尿器科研修カリキュラム
1.研修目標
  泌尿器科領域の一般的な疾患についてのプライマリ・ケアを修得し、緊急を要する病態への対処法を研修する。
2.行動目標
 
(1)診療業務
 研修医は、指導医の指導の下に、ともに受持医として患者の診療にあたり、泌尿器科および外科系に必要な基礎知識と技術を習得する。また、外科的な術前・術後の全身管理についても習熟する。
(2)救急業務
 救命救急センターからの対診依頼に対し、研修医は、指導医上級医とともに診察を行い、相談し、治療にあたる。
(3) 外来業務
  外来にて、腹部および経直腸超音波検査、排泄性尿路造影検査、膀胱鏡検査、尿管カテーテル検査、尿流動態検査、経直腸前立腺生検術、仙骨麻酔法などの検査・診断法の手技を学ぶ。
(4) 手術
  手術日は、週2回定期手術がある。また他科との協同手術、緊急手術が行われる。いずれも助手として参加し、基本的手術手技を習得する。

  当科にて行われている手術
  腎摘術 腎尿管全摘術 PNL 副腎摘除術
膀胱全摘術 尿路変向術 TUL 膀胱砕石術
前立腺全摘術 経尿道的膀胱腫瘍切除術 経尿道的前立腺切除術
精巣摘除術 陰嚢水腫根治術 精巣固定術 尿失禁手術など
体外衝撃波腎尿管結石破砕術
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眼科研修カリキュラム
1.研修目標
  眼科領域の疾患におけるプライマリ・ケアの修得を目標とする。
2. 経験目標
 
(1)経験すべき診察法、検査、手技
  1.基本的な診察法
(1)眼症状に関する正確な問診ができ、記載できる。
(2)全身の一般的な問診、観察ができ、眼症状との関連を解釈して記載できる。
(3)眼球と付属組織の診察ができ、適切に記載できる。

2.基本的な眼科診断技術および検査(自ら実施できるか、検査の適応とその結果の解釈ができる)(各科共通のものを除いて記載)
(1)視力検査
(2)屈折検査
(3)調節検査
(4)視野検査
(5)色覚検査
(6)眼底検査、眼底撮影、蛍光眼底造影
(7)細隙灯顕微鏡検査
(8)神経眼科学的検査
(9)眼位、眼球運動、両眼視機能検査
(10)緑内障検査、眼圧測定
(11)涙液分泌能検査、涙道検査
(12)眼表面から検体採取
(13)電気生理学的検査
(14)画像診断
(15)眼球突出度、挙瞼力測定

3.基本的手技(各科共通のものを除いて記載)
(1)眼帯装用
(2)点眼、眼軟膏の点入
(3)結膜下注射
(4)眼球マッサージ
(5)前房穿刺
(6)角結膜異物除去
(7)球後麻酔、瞬目麻酔、テノン嚢下麻酔
(8)霰粒腫、麦粒腫の切開
(9)眼瞼、結膜、強膜の縫合
(10)コンタクトレンズの装用と管理
(11)レーザー治療

4.基本的治療
(1)療養指導
(2)薬物治療
(3)輸液

5.診療記録
(1)診療録
(2)処方箋(眼鏡、コンタクトレンズを含む)、指示箋
(3)診断書
(4)紹介状、返信

(2)経験すべき症状、病態、疾患
  1.頻度の高い症状
視力障害、視野狭窄、結膜充血

2.緊急を要する症状、病態
急性感染症、外傷、熱傷

3.経験が求められる疾患、病態
屈折異常、角結膜炎、白内障、緑内障、糖尿病・高血圧・動脈硬化による眼底変化

(3) 特定の医療現場の経験
  1.救急医療

2.予防医療
失明予防、感染症対策

3.地域保険・医療
労働と視機能、労働眼障害と対策、アイバンク活動

4.小児・成育医療
未熟児網膜症の診断と治療、母子保健、弱視・ロービジョン訓練と教育、学校保健、遺伝性眼疾患の診断・遺伝相談

5.緩和・終末期医療
失明告知、相談、院内訓練、指導
中途失明者のリハビリテーション
視覚リハビリテーション
視覚障害者に対する各種法令を含む社会的援護

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耳鼻咽喉科研修カリキュラム
1.研修目標
  耳鼻咽喉科領域の疾患におけるプライマリーケアの修得を目標とする。
2.研修計画
 
(1)耳鼻咽喉科領域患者の問診、一般診察
  額帯鏡を用いた鼻鏡、舌圧子、後鼻鏡、間接喉頭鏡、耳鏡による診察、頸部触診、耳内の顕微鏡下診察を修得する。
(2)問診からの症状に応じた耳鼻咽喉科検査のオーダーと実施及びその解析
  X線検査、標準純音聴力検査、中耳機能検査、平衡機能検査、嗅覚検査、電気味覚検査、内視鏡検査、各種画像検査(CT、MRI、RIなど)のオーダー・実施とその解析を修得する。
(3) 耳鼻咽喉科領域の基本的な処置
  耳処置、鼓膜切開、鼻処置、鼻出血止血処置、術後創傷処置、上顎洞穿刺洗浄、扁桃周囲膿瘍切開術や下鼻甲介粘膜レーザー手術などの外科小手術、組織試験切除や甲状腺穿刺細胞診などの技術を習得する。
(4) 耳鼻咽喉科領域の基本的疾患の外来治療、適切な投薬の修得
  外耳炎、中耳炎、めまい、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、扁桃炎、咽喉頭炎などの治療や適切な投薬ができるようになる。
(5) 耳鼻咽喉科領域の手術
  指導医の指導のもとでアデノトミー、扁桃摘出術、鼓膜換気チューブ挿入術、気管切開術の術者となることができる。顎下腺手術、耳下腺手術、甲状腺手術、喉頭全摘術、頸部郭清術などの助手を適切に務めることができる。
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放射線科研修カリキュラム
放射線科診療は、主に画像診断と放射線治療に分かれている。今日、画像診断は日常診療で重要な地位を占め、欠くことのできない診断法である。
そこで単純X線写真やComputed Tomography(CT)といった広く一般化した検査法の読影診断が可能になるように研修カリキュラムを計画している。
一方、日本での死因のトップは悪性新生物によるものであるが、放射線治療は悪性新生物に対する重要な治療法の一つであるので、本治療手技に関しても理解を深め、その適応を適切に判断出来るようにすることを目標とする。

1.一般研修目標
  医師として診察上必要な基本的知識、技能、態度を研修する。
 
(1)患者心理を理解した上で、患者に接するマナーを身につける。
(2)適切な問診および理学的所見を取り得る。
(3)基本的臨床検査法を実施、あるいは依頼し、その結果を適切に解析し得る。
2.行動目標
  研修医の3ヶ月間または6ヶ月間の放射線科をローテートすることにより、次の諸検査法や治療法を自ら実施し、代表的疾患における読影法を取得する。また、放射線治療とIVR治療に関しては、その適応を判断できるようにする。
  1.一般X線検査
2.一般造影検査
3.CT検査
4.MRI検査
5.RI検査
6.血管造影検査とIVR
7.放射線治療

3. 研修時間割と配置
 
(1) 3ヶ月ローテートする場合
 一般X線検査(胸部単純、腹部単純)、CT検査、MRI検査、RI検査に関する研修を主体として行う。
(2) 6ヶ月ローテートする場合
  すべての検査及び治療に関する研修を行う。
4. 教育
 

放射線科専門医3名が、諸検査法及び治療法をマンツーマンで指導する。
当院は、宮崎県の北部医療圏における唯一の第3次医療機関で、豊富な症例がある。しかし、3〜6ヶ月の研修期間中に多岐領域にわたる代表的な症例に遭遇し ない場合も危惧されるので、現在、稼働中の画像ファイリングシステムを利用し、過去に経験した代表的な重要疾患の読影トレーニングを行い、救急疾患や日常 診療上重要な疾患における胸部単純X線、腹部単純X線、頭部CT、体幹部CTの読影技術を確実なものとする。
6ヶ月ローテートする場合は地方会レベルでの学会発表や症例報告レベルの論文発表を行い、放射線診断学における知識を深める

5. 評価
 

研修指導医が初期臨床研修(厚生労働省)到達目標の自己評価表を参考にして、以下の項目について評価する

 
(1)社会性、倫理性及び人間性
(2)医学的知識および医療技術
(3)カンファレンス、学会および論文発表
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神経内科研修カリキュラム
1.一般研修目標
  臨床神経学とは、脳、脊髄、末梢神経、または筋の疾患を対象として、その病態、病理、発生機序、病因、診断方法、検査法、治療法、機能回復方法などを研究する臨床医学の領域である。その診療科が神経内科と呼ばれ、外来及び病棟臨床を通して、そのような疾患で苦しむ患者の診断、治療、機能回復、予後の判定、遺伝子相談、経過追跡などを行っている。
一般医、あるいは将来の専門医を目指すための初期訓練として、日常診療に必要な臨床神経学の知識と技術を習得する。また、当科における疾患は一般内科、脳神経外科、整形外科、精神科とも関連する病態が多く、これらについても基本的知識と技術を身につけることが要求される。

 
(1)神経疾患について、診断、検査、治療、社会的ケアを含めた包括的治療計画が立てられる。
(2)神経学的救急を含めた神経学的初期治療(プライマリ・ケア)を修得する。
(3) 神経疾患患者の社会的、心理的側面まで配慮できるように心掛ける。
(4)

神経疾患患者の長期ケアに関して理解し、これを実践する。

(5)

上記に記すように他科との連携のみならず、パラメディカルを含めた広い職種と連携できるようにする。

2.行動目標
  患者・家族との信頼関係を構築し、診断、治療、社会的ケアにまで円滑に医療を進めていく。
 
(1)基本的手技、基本的治療は一般内科に準ずる。
(2)下記に示すような神経内科特有の検査について、十分な理解の上で検査計画を立て、あるいはこれを実際に行い、その結果を解釈できる。
  1.腰椎穿刺
2.頭部CT
3.頭部MRI/MRA
4.脳血流シンチ
5.頸部超音波
6.脳波・誘発電位
7.アプノモニター・夜間ポリソムノグラフ
8.神経伝導検査・針筋電図検査
9.筋生検・神経生検
10.脳生検(脳神経外科依頼)
11.脳血管撮影(脳神経外科と行う)
(3) 基本的な治療(内服薬、血液浄化療法、免疫グロブリン大量療法、ボツリヌス治療、リハビリテーションなど)について理解し、状態に応じて適応を判断できる。
(4) 社会的資源(回復期リハビリテーション施設、療養型病院、保健所、身体障害者手帳、介護保険、訪問看護、介護施設など)について理解を深め、実際にこれらと連携する。
(5) 以下の疾患について実際に入院患者を受け持ち、症例サマリーを作成する。脳梗塞、脳出血、脳炎、神経変性疾患、免疫学的神経疾患(ギラン・バレー症候群、重症筋無力症など)
(6) 以下の日常よく遭遇する病態について外来または入院診療を経験し、優先度や重症度、入院適応の判断や診断確定までの適切な手順を立てることができるようになる。また、患者及び家族への適切な説明の仕方を学ぶ。
  頭痛、めまい、顔や手足のしびれ、脱力、物忘れ、痙攣、意識障害など。
(7) 医学部6年生の実習の際、指導に積極的に参加することにより、"See one,do one,teach one"を実践する。これにより自己の知識を確認する。
3. スケジュール
  当科での研修は最低3ヶ月間とする。研修は病棟診療を主体とする。
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【県立日南病院】
内科研修カリキュラム
1. 内科の概要
  内科医として必要な基本的知識、技能、態度を修得する。将来、内科医になる場合にも、あるいは他の専門診療科の医師になる場合にも、有用な内科の基本的な診療能力を習得する。
2. 研修の目標および具体的行動計画
 
(1) 内科系疾患患者の病歴、診察所見を簡潔、的確にしかも速やかにとることができる。
(2) 病歴および診察所見から、鑑別診断を重要なものから列挙でき、診断に必要な検査計画をたてることができる。
(3) 検査の意義をよく理解し、その適応、結果の解釈、結果に基づいた適切な対応ができる。
(4) 治療計画が立てられ、予後について述べることができる。
(5) 治療の実際、特殊な検査を修得する。
(6) 不治の患者や終末期患者にあっては、各々の最適な治療目標を設定し、実践できる。
(7) 食事療法、運動療法、生活指導、リハビリテーション療法等について理解し、実践できる。
(8) 患者さんや家族等に検査や治療についてわかりやすく説明することができる。
3. 研修の目標達成のための具体的行動計画
 
(1) 基本的には、厚生労働省(平成14年10月発表)の「新たな医師臨床研修制度の在り方について」に基づいて行う。
(2) 基本的な身体診察法を修得する。全身状態の把握、精神状態、皮膚、頭頚部、胸部、腹部、骨・関節・筋肉系、神経系の診察ができ、記載できる。
(3) 基本的な臨床検査を修得する。血液型、末梢血液検査、尿検査、細菌塗抹検査、心電図検査などの特に基本的な検査については自ら実施し、解釈できる。内視鏡検査、CT検査等の検査については、検査の意義を理解し、検査の適応が判断でき、結果の解釈ができる。
(4) 基本的な手技を修得する。気管確保、人工呼吸、心マッサージ、圧迫止血法、注射(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保など)、採血法(動静脈)、穿刺法(腰椎、胸腔、腹腔)、導尿法、ドレーン・チューブ類の管理、胃管の挿入と管理、局所麻酔法、除細動、気管内挿管が実施できる。
(5) 基本的な治療法を修得する。療養指導、抗菌剤、解熱剤、副腎皮質ステロイド剤、麻薬などの薬物療法、輸液療法、輸血療法を適切に実施できる。
(6) 医療について適切な記録ができる。診療録の作成、処方箋・指導箋の作成、診断書・死亡診断書・その他の証明書の作成・管理、臨床病理カンファレンスのレポート作成や症例呈示、紹介状や返書の作成・管理ができる。
(7) 経験できる症状・病態・疾患について。
  「新たな医師臨床研修制度の在り方について」に基づいて、内科系9分野の疾患、すなわち、神経疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、血液腫瘍疾患、内分泌代謝疾患、腎疾患、感染症、リウマチ性疾患などのうち頻度の高い疾患、緊急を要する病態・疾患を経験する。内科系の救急医療、予防医療、緩和・終末医療についても経験する。
4. 当科の指導体制および特徴
 
(1) 内科のスタッフが指導する。スタッフは、内科学会および各専門学会により認定された認定内科医、循環器専門医、呼吸器専門医、人工透析専門医、血液疾患専門医等の資格を有している。
(2) 研修期間は6ヶ月間で、その間に、心不全・虚血性心疾患を中心とした循環器疾患、慢性呼吸不全・肺腫瘍を中心とした呼吸器疾患、腎不全・人工透析の腎疾患、脳梗塞を中心とした神経疾患、悪性リンパ腫等の血液疾患、糖尿病・甲状腺を含む内分泌代謝疾患、感染症、消化器疾患等の内科系9分野の疾患を幅広く経験できる。入院受け持ち患者は約10名であり、指導医とペアで診療に当たる。内科系救急の診療、集中治療室での管理、人工呼吸器を用いた呼吸管理も経験できる。内科の病棟は主に6階の東西にあり、内科全般の疾患を経験できる。
(3) 一般的な検査とともに、骨髄穿刺・生検、超音波検査(心臓は内科、頚部および腹部は外科・放射線科が担当)、消化器内視鏡(胃内視鏡は外科・放射線科、大腸内視鏡は放射線科が担当)、気管支鏡・治療、心臓カテーテル検査・冠インターベンション、恒久的ペースメーカー植込み術、人工透析も常時実施しており、一部を除きこれらの研修も可能である。
(4) 週に1回の入退院カンファレンス、内科各専門医による指導を通じて、症例の詳しい把握と適切な診療ができる。さらに、各学会への参加も行っており、症例提示能力を修得できる。剖検例は病理専門医及び他診療科医師の出席のもとに、病理解剖所見会を実施している。
(5) 2年次に自由選択科目として、内科を選択した場合には、1年次に引き続き内科研修を実施し、指導医とともにさらに研鑽を積んでいくことになる。
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救急医療研修カリキュラム
1. 獲得目標
  救急患者の疾患の診断と治療を学び、必要に応じて初期治療と救急蘇生術を習得する。
2. 指導体制
  救急センター外来で、研修医は夜間当直医の指導のもと、一次・二次・三次救急患者の治療にあたる。必要に応じて、専門各科の待機医師の指導に従い、手術・検査などに携わる。
3. 教育目標
 
(1) 救急患者の病態が一次または二次治療を必要とするかを鑑別できるようにする。
(2) 疾患の鑑別にあたって、病歴、理学検査、画像診断、検査データなどを参考にし、総合的に診断する技術を学ぶ。
(3) 二次、三次救急患者の治療にあたっては、病棟もしくは集中治療室での診療に携わり、治療計画を学ぶ。
4. 目標達成のための具体的行動計画
 
(1) 主訴または臨床症状から救急疾患の識別診断を学ぶ
  1.全身症状
熱感、全身倦怠感、皮膚異常

2.神経・視聴覚系の症状
無表情無反応、頭痛、めまい、歩行障害、痙攣、四肢麻痺、鼻痛、鼻閉感、咽頭痛、聴覚障害、鼻出血、視覚障害、眼痛

3.胸部の症状
咳・痰、呼吸困難感、胸部不快感、前胸部痛、後背部痛、嚥下障害、嚥下感

4.腹部の症状
悪心、嘔吐、腹部膨満、下痢、便秘、心力部痛、上腹部痛、下腹部痛、腰背部痛

5.尿路系の症状
排尿困難、頻尿、排尿痛

6.四肢の症状
四肢の運動障害、歩行障害

7.妊産婦
頻回陣痛、急性腹痛

(2) 救急疾患に必要な他覚的所見・理学検査を学ぶ
  1.神経学的検査
意識レベル(JCS,GCS)、瞳孔の大きさ、不同の有無、対光反射、眼位、眼球運動、角膜反射、眼球頭位反射、眼振、発語(失語、構音障害)、四肢の運動レベル、顔面麻痺(中枢性、末梢性)、聴力、感覚障害、指鼻試験、膝踵試験、項部硬直、頸部血管雑音

2.皮膚所見
紅班、膨疹、水疱、発赤、局所の熱感、硬結、刺し口、黄疸

3.胸部聴診所見
呼気狭窄音、湿性ラ音、乾性ラ音、無肺胞音、心雑音

4.腹部触診所見
腸雑音(亢進、低下)、筋性防御、限局した腹痛

5.体幹・四肢所見
出血、四肢の運動可動域の制限

(3) 救急患者に必要な検査法を学び、結果を評価できるようになる
  1.心電図検査
不整脈、ST変化

2.尿・血液検査
一般的尿検査、血算、線溶・凝固、血液生化学検査、動脈血検査

3.頭部・顔面エックス線画像(正面、側面、タウン)
骨折

4.胸部エックス線画像
肺炎、無気肺、気胸、胸水、骨折、間質陰影

5.腹部エックス線画像
小腸内ガス像、大腸内ガス像、腹腔内空気像

6.腹部エコー検査
腹水、各臓器内腫瘤、胆肝膵腎臓内結石

7.心エコー検査
4腔心の動き、弁の動き、心のう液の貯留、下大静脈径の変化、胸水

8.頭部CT検査
出血、梗塞、骨折

9.胸部CT検査
肺炎、無気肺、気胸、胸水、間質陰影

10.腹部CT検査
腹水、各臓器内腫瘤、胆肝膵腎臓内結石、腸管の拡張

(4) 救急疾患に必要な基本的手技を修得する
  注射法、採血法(静脈、動脈)、気道確保、アンビューマスクによる人工呼吸、気管挿管、心マッサージ、除細動、導尿、胃管挿入、局所麻酔法、簡単な切開・排膿、簡単な皮膚縫合、軽度の外傷・熱傷処置
(5) 以下の急性疾患の病態を把握し、初期治療を学ぶ
  1.頭部疾患
脳内出血(高血圧性・外傷を含む)、くも膜下出血、脳梗塞、髄膜炎

2.眼・耳鼻咽喉疾患
中耳炎、急性副鼻腔炎、扁桃腺炎、アデノイド、食道異物、角結膜炎、眼内異物

3.呼吸器疾患
急性上気道炎、気管支喘息、肺気腫、COPDの急性増悪、急性肺炎、自然気胸、気管内異物

4.循環器疾患
高血圧、急性心筋梗塞、冠動脈スパスムス、安静時狭心症、運動時狭心症、鬱血性心不全、高血圧性心不全、不整脈(af,PAT,VT)、心停止

5.腹部疾患
急性胃腸炎、急性胃潰瘍、急性胆肝膵疾患、急性虫垂炎、イレウス

6.泌尿器疾患
尿路系結石、尿路感染症、前立腺肥大による尿閉

7.皮膚疾患
熱傷、皮膚感染症、動物性皮膚障害、薬疹・蕁麻疹・中毒疹

8.四肢疾患
骨折、脱臼、腱・靱帯損傷、捻挫

9.産科疾患
切迫早産、胎児仮死、子宮破裂

10.その他
薬物中毒(アナフィラキシーを含む)、誤飲、事故による多発外傷

5. 研修スケジュール(週間スケジュール)
 
(1) 月3回夜間当直として、麻酔指導医のもと救急患者の治療にあたる。
(2) 週2回麻酔のオンコール当番のとき、救急外来で当直医とともに治療にあたる。
  緊急手術があれば、麻酔に従事する。
6. 評価
 
研修終了後、目標への達成度を自己評価し、指導医の評価を受ける。
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(2)選択必修科目
外科研修カリキュラム
1. 一般教育目標
 
(1) 研修の目的
  科学的根拠に基づいた外科に関する基本的診療能力を取得し、全人的医療や適切なプライマリ・ケアの診療能力(態度、技能、知識)も身につける。
(2) 研修の目標
  1.外科系疾患患者の病歴、診察所見を的確に速やかにとることができる。
2.病態を速やかに判断し、検査および治療方針を決定することができる。
3.外科診療に必要な検査を習熟する。
4.外科的基本手技を理解し、自ら実施できる。
5.術後管理の基本が的確にできる。
6.患者と家族に検査結果や治療方針などを解りやすく説明できる。
7.末期医療にあたっては、個々の患者に対応した治療計画を実施できる。

2. 目標達成のための具体的行動計画
 
(1) 経験できる診察法、検査、手技
  1.基本的診察ができる
胸部、腹部を中心に全身

2.基本的臨床検査(自ら実施、または検査の適応の判断、結果の解釈)ができる。
血液型判定・交差適合試験、末梢血液検査、尿検査、細菌学的検査・薬剤感受性検査、血液ガス分析、心電図、肺機能検査、細胞診・病理学的検査、内視鏡検査、超音波検査、単純X線検査、造影X線検査、CT検査、核医学検査

3.基本的手技ができる
気道確保、人工呼吸、圧迫止血法、注射(皮内、皮下、筋肉内、静脈確保)、採血(静脈血、動脈血)、穿刺法(胸腔、腹腔)、導尿法、ドレーン・チューブ類の管理、胃管の挿入と管理、創部消毒とガーゼ交換、局所麻酔法、切開排膿、皮膚縫合、気管内挿管、除細動

4.基本的治療法ができる
療養指導、薬物療法、輸液、輸血

5.医療記録の記載ができる
診療録、処方箋、診断書、死亡診断書、診療情報報告書、カンファランスにおける症例呈示

(2) 経験出来る疾患・病態
  1.呼吸器系疾患
肺癌、自然気胸、縦隔腫瘍、胸部外傷(外傷性血気胸、肋骨骨折)、呼吸不全、肺炎

2.消化器系疾患
食道癌、食道静脈瘤、胃癌、胃・十二指腸潰瘍、腸閉塞、急性虫垂炎、大腸癌、痔核、痔瘻、胆石、胆嚢炎、胆管癌、膵炎、膵臓癌、肝炎、肝硬変、肝臓癌、腹膜炎、ヘルニア

3.内分泌疾患
乳腺腫瘍、甲状腺腫瘍

3. カリキュラムの特徴
 
(1) 指導医とともに、入院時から退院時まで患者の診療にあたる。
(2) 1年次には外科的手技は勿論、採血や点滴も行う。
(3) 当院は救急患者も多いので、プライマリーケアーおよび重症者のICU管理も学べる。
(4) 放射線科医、病理医を交えた術前術後カンファランスに参加し、症例呈示を行う。
(5) 指導医以外の医師も積極的に指導しますので、幅広い知識が得られる。
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麻酔科臨床研修カリキュラム
1.一般目標
  麻酔の基本的な知識と技能、及び救急蘇生に必要な知識と技能を修得する。
2.教育目標
 
(1) 以下の点に留意して術前訪問を行う。
  1.患者の問診や診察を行い、全身状態、問題点を判断して記録する。必要があれば、手術適応、術式、麻酔方法などについて主治医と相談する。
2.他の医療従事者に追加検査や麻酔前投薬などの必要な指示を出す。
3.患者及び家族に麻酔に関するインフォームドコンセントを実施し、納得したうえで同意書を得る。

(2) 手術室の管理運営体制を理解し、消毒と滅菌、清潔と不潔を理解する。手術室におけるチーム医療を身につける。
(3) 吸入麻酔薬、静脈麻酔薬、筋弛緩薬、麻薬、局所麻酔薬、循環系薬剤など周術期に使用する薬剤の薬理、使用方法、管理方法を修得する。
(4) 手術室の麻酔器、モニターを理解し、患者に応じて選択して使用する。
(5) 患者管理に必要な静脈路確保、輸液・輸血療法、気道確保、気管内挿管などの技能を修得する。
(6) 全身麻酔、区域麻酔、局所麻酔の基本を理解する。
(7) 術後回診を行い、術後鎮痛や周術期の合併症を理解し、予防・治療が行えるようにする。
3.目標達成のための具体的行動計画
 
(1) 経験できる診察法、検査手技
  1.基本的診察ができる
 ア 術前訪問で病歴を聴取し、麻酔に必要な情報を収集(※)
 イ 麻酔的見地から全身の診察(※)
 ウ 術後訪問で麻酔の影響を評価

  2.基本的検査法ができる
 ア 心電図、X線像、検査結果から、術前リスクを把握(※)
 イ 心電図をモニターし、評価(※)
 ウ 血液ガス分析を行い、結果を理解(※)
 エ 血糖、電解質を測定し、結果を理解(※)
 オ パルスオキシメーターを使用し、結果を理解(※)
 カ 呼気ガスモニターの測定を行い、結果を理解(※)
 キ 筋弛緩モニターを使用し、変化を理解(※)

  3.基本的手技ができる
 ア 気道の確保、マスクによる用手人工呼吸(※)
 イ 経口気管挿管、用手換気(※)
 ウ 経鼻気管挿管
 エ 二腔気管チューブ挿入、分離肺換気
 オ 人工呼吸器の使用法を理解、実施
 カ 静脈血及び動脈血採血(※)
 キ 末梢静脈路を確保、輸液(※)
 ク くも膜下穿刺、脊椎麻酔(※)
 ケ 硬膜外穿刺、硬膜外麻酔
 コ 膀胱カテーテルの挿入(※)
 サ 胃管挿入(※)
 シ 局所浸潤麻酔(※)
 ス 全身麻酔のための機器準備(※)
 セ 麻酔器の構造理解、点検、整備
 ソ 動脈ライン挿入、圧測定
 タ 中心静脈カテーテル挿入、圧測定
 チ 肺動脈カテーテル挿入、心拍出量測定
 ツ 腕神経叢ブロック、閉鎖神経ブロック
 テ 術後の疼痛管理

  4.基本的治療法ができる
 ア 患者の全身状態、術式を考慮した麻酔計画(※)
 イ 麻酔前投薬(※)
 ウ 麻酔薬、麻酔関連薬物の使用(※)
 エ 輸液療法(※)
 オ 輸血(※)

  5.救急処置法ができる
 ア バイタルサインを正しく把握(※)
 イ 蘇生手技(※)
 ウ 除細動機の使用

  6.患者・家族との良好な人間関係の確立ができる
 ア 患者の社会的状況を理解(※)
 イ 患者・家族への麻酔法、麻酔の危険性を説明(※)

  7.予防医療ができる
 ア 手術室における清潔と不潔、消毒・滅菌法、感染防止対策

  8.チーム医療ができる
 ア 外科医と協調診療(※)
 イ 指導医に状況を報告、診療を依頼(※)
 ウ 医師以外の医療従事者と協調(※)

  9.診療記録の記載ができる
 ア 処方箋、指示箋(※)
 イ 術前指示、麻酔記録(※)
 ウ 麻薬の取り扱い、管理

  10.その他
 ア 常に医療過誤防止に留意し、ニアミスを報告できる(※)
 イ 文献検索など、必要な情報を収集できる(※)

4.カリキュラムの特徴
 
(1) 指導体制:麻酔専門医(2名:日本麻酔科学会認定)と共に、各科の麻酔を担当する。
(2)週間スケジュール
  1.月〜金曜日 8:30〜9:00 当日の症例検討会
2.月〜金曜日 9:00〜17:15 麻酔業務、術前訪問
3.週2回程度 麻酔科待機として、緊急手術の麻酔を担当する
4.月3回程度 救急センター当直として、救急患者の診療にあたる
(3) 評価:研修終了後、目標の達成度を自己評価し、指導医の評価を受ける。また、指導に対する評価を行う。
(4) (※)印は、3ケ月または6ケ月ローテイト研修医の到達目標
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集中治療カリキュラム
1.獲得目標
  重篤な術後患者または重症患者の全身管理の基本的な知識と技能を習得する。
2.指導体制
  1名の集中治療専門医の指導のもと、集中治療を必要とする患者の全身管理を経験する。
3.教育目標
 
(1) 重症患者の生体情報を描写するモニタの基本的な取り扱い法について学ぶ。
(2) 重症患者の治療を体験する中で、酸素療法と人工呼吸器の作動原理を学ぶ。
(3) 臓器循環を維持するために必要な循環作動薬の使用法と体液管理を学ぶ。
(4) 集中治療室での院内感染対策を学ぶ。
4. 目標達成のための具体的行動計画
 
(1) モニターの使用方法と見方
  1.血圧計
動脈圧の出力法、平均動脈圧の意味、非観血的血圧の出力法、非観血的血圧法の欠点、動脈圧と血圧の相違、低血圧時の血圧測定の注意点

2.パルスオキシメーター
作動原理、長所と短所、Pa02値とSp02値との関係

3.心電計
12肢誘導の使用方法、呼吸回数の表示との関係

(2) 酸素療法
  1.酸素マスク・鼻カニューラ
各種の使用方法、酸素マスクと酸素濃度との関係、インスピロンの使用上の注意点、気管挿管の適応

2.人工呼吸器
作動原理、各種の呼吸モード、呼吸器からの離脱の手順

(3) 循環
  1.循環作動薬
昇圧薬の作用機序、降圧薬の作用機序

2.抗不整脈薬
薬剤の種類、使用上の注意

3.除細動器
使用方法

(4) 輸液療法
  1.輸液
細胞外液用輸液の特徴、維持用輸液の特徴、末梢栄養の特徴

2.中心静脈栄養
各種栄養輸液の特徴、IVHルートの使用上の注意

(5) 集中治療室の感染対策
  手洗いの意義、帽子・ガウン・下履き不用の意味、IVHカテ挿入時の対策

5. 研修スケジュール(週間スケジュール)
 
(1) 毎月曜日
  午前9時から午後0時までICUカンファレンスに出席後、患者の全身管理に携わる。
(2) 週1回
  1.午後5時15分から午後8時まで
2.同様に重症患者の全身管理に携わる。
6. 評価
 
研修終了後、目標への達成度を自己評価し、指導医の評価を受ける。
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小児科研修カリキュラム
1.目標
  小児の特徴を理解し、小児医療に必要な基礎知識、基本的手技、コミュニケーションスキルを習得する。
2.研修到達目標
 
(1) 基本的診察法
  1.小児の成長と発達に関する評価ができる。
2.小児の特徴を理解し、一般理学所見がとれる。
3.小児の神経学的所見の評価ができる。
4.新生児の診察ができる。
5.思春期の身体・心理の特徴を理解し、評価ができる。

(2) 基本的検査法
  1.一般検尿ができる。
2.小児の血算、血液像が理解でき、骨髄像が読める。
3.小児の心電図を記録し、判読できる。
4.血液ガス分析を行い、結果を理解できる。
5.小児の血液生化学検査の正常値を理解し、結果を評価できる。
6.髄液検査を行い、結果を評価できる。
7.単純X線検査、X線CT検査、MRI検査を判読できる。
8.小児の脳波が判読できる。

(3) 基本的治療法
  1.療養指導(安静、体位、食事、入浴など)ができる。
2.小児の投薬量を理解し、薬物治療ができる。
3.小児の輸液管理ができる。
4.輸血(成分輸血を含む)の適応を決定し、実施できる。

(4) 基本手技
  1.気道の確保、マスクによる用手人工換気ができる。
2.経口気管内挿管を行い、用手換気ができる。
3.静脈および動脈血を採取できる。
4.末梢循環路を確保できる。
5.注射(皮内、皮下、筋肉、静脈)を行える。
6.胃管を挿入できる。
7.浣腸の適応を理解し、指示もしくは実施できる。
8.ガーゼの交換ができる。
9.ドレーン・チューブ類の管理ができる

(5) 救急処置法
  1.バイタルサインを正しく把握できる。
2.重症度および緊急度の判断ができる。
3.蘇生手技ができる。
4.指導医や専門医(専門施設)への申し送りと移送ができる。

(6) 患者・家族との良好な人間関係の確立
  1.コミュニケーションスキルの獲得
2.患児、家族のニーズと心理的背景を把握し、対応できる。
3.インフォームドコンセントを理解し行える。
4.プライバシーへの配慮ができる。

(7) チーム医療
  1.指導医や専門医へ状況を報告し、診察を依頼できる。
2.他科へのコンサルテーションの必要性を判断し、実施できる。
3.医師以外の医療従事者とも協調して仕事ができる。
4.福祉、保健、養護教諭などの幅広い職種との連携を計ることができる。

(8) 医療記録
  1.診療録を正確に記録できる。
2.処方箋、指示箋を書ける。
3.各種診断書やその他の証明書を記載できる。
4.紹介状と返書を記載できる

(9) 医療における以下の社会的側面を理解し、適切な対応ができる。
  1.保健医療法規・制度
2.医療保険、公費負担制度

(10) 以下の診療計画・評価を実施できる。
  1.文献検索を含む必要な情報収集。
2.プログラムリストの作成。
3.診療計画(診断、治療、家族への説明)の作成。
4.入退院の判断。
5.症例呈示と要約。
6.自己評価および第三者による評価をふまえた改善。

(11) 小児保健・育児・栄養
  1.小児の栄養の基本を理解し、栄養指導ができる。
2.予防接種について理解し、指導できる。

(12) 小児の主な疾患についての病態生理、臨床症状、検査所見、治療法などについての理解
  1.血液・腫瘍:白血病、固形腫瘍、貧血の鑑別、DIC、ITPなど
2.心疾患:チアノーゼ性心疾患の緊急対応、川崎病、発作性上室性頻拍、心不全の治療など
3.内分泌:低身長、下垂体・甲状腺・副腎疾患、糖尿病など
4.遺伝・先天代謝異常:先天代謝異常症、染色体異常症、奇形症候群など
5.消化器:急性腹症、虫垂炎、感染性腸炎など
6.神経:熱性けいれん、けいれん重積、てんかん、精神運動発達遅滞など
7.腎疾患:ネフローゼ症候群、急性腎炎、急性腎不全など
8.アレルギー:気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーなど
9.感染症:呼吸器・消化器・尿路・中枢神経感染症、抗生剤の選択など

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産婦人科研修カリキュラム
1. 一般教育目標
 
(1) 研修の目的
  科学的根拠に基づいた産婦人科に関する基本的診察能力を修得し、プライマリ・ケアの診療能力も身につける。
(2) 研修の目標
  1.妊娠、分娩、産褥の生理について述べることができる。
2.胎児の分化と発育について述べることができる。
3.新生児の生理について述べることができる。
4.良性疾患の病態について述べることができる。
5.悪性疾患の病態について述べることができる。
6.不妊、内分泌異常の病態について述べることができる。
2. 目標達成のための具体的行動計画
 
(1) 経験できる診察法、検査、手技
  1.基本的診察ができる
視診、触診(双合診、内診)、レオポルド触診法、新生児診療(アプガー、シルバーマン・スコアを含む)、妊婦健診

2.基本的臨床検査ができる
超音波検査法(産科)、膣分泌物検査法、分娩監視装置による検査法、新生児の検査(血糖、ビリルビンなど)、超音波検査法(婦人科)、CT、MRI検査法、細胞診、コルポスコピー、組織診、生殖内分泌検査

3.基本的手技ができる
子宮内容除去術、子宮卵管造影法、正常分娩介助、附属器(腫瘍)摘出術の助手、腹式子宮全摘出術の助手、帝王切開術の助手

4.基本的治療法ができる
輸液、輸血、化学療法、新生児光線療法

5.診療録の記載ができる
診療録、処方箋、診断書、死亡診断書、診療情報報告書、コンサルテーションシート、ICD10コード

(2) 経験できる疾病・病態
  1.産科:妊娠中毒症、常位胎盤早期剥離、前置胎盤、双胎

2.婦人科:月経異常、無月経、不正性器出血、更年期障害、外陰炎、バルトリン腺炎、附属器炎、性感染症(カンジダ症、トリコモナス膣炎、クラミジア感染症、尖形コンジローマ)子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣腫瘍、子宮外妊娠

3.カリキュラムの特徴
 
(1) 指導体制
  産婦人科病棟にNICU(新生児集中治療室)を併設し、周産期医療が幅広く研修できます。産婦人科医4名(産婦人科専門医2名)で日常業務を担当しています。研修医に対する指導は2名の指導医が主に担当しますが、4名の産婦人科医が協力して懇切、丁寧に指導させて頂きます。
(2) 研修スケジュール
  卒後臨床研修2年目に産婦人科を研修していただき、期間は2ケ月間です。なお、2年目研修の後半6ケ月の自由選択期間に、希望があればさらに3ケ月または6ケ月の研修が可能です。
(3) その他
  宮崎県南地区の中核病院としての医療を担っており、産科、婦人科関連の症例が豊富で、未熟児から癌治療まで幅広い研修が可能です。
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(3)自由選択科目
整形外科研修カリキュラム
1.一般教育目標
  整形外科医として必要な基本知識、技能、態度を修得する。
2.行動目標
 
(1) 整形外科医の基本的態度
  整形外科は、身体的な機能的障害を有する患者と接するので、患者の残存能力をいかに活用し、早く社会復帰させるかを念頭において行動する。

(2) 診察能力
  1.主訴、現病歴、家族歴、既往症の要点の記録
2.頸椎、胸腰椎の診察
3.四肢関節の診察
4.手の外科の的確な診察
5.読影能力(X線、CT、MRI、脊椎造影)

(3) 研修する診察能力
  1.創傷の局所処置
2.出血性ショック
3.交通事故等外傷の初期的治療
4.他科の合併症を有する患者の処置
5.ギブス包帯

3. 目標達成のための具体的行動計画
 
(1) 基本的診療法
  1.面接技法(診療情報の収集、患者・家族とのコミュニケーションを含む)
2.全身の観察(バイタルサイン、精神状態など)
3.骨・関節・筋肉系の診察ができる
4.神経学的診察ができる
5.小児の診察ができる

(2) 基本的検査法
  1.一般検尿、血液像、心電図から全身状態の把握ができる
2.血液型判定、交差適合試験ができる
3.血液免疫血清検査の評価ができる
4.関節液の採取により関節液の評価ができる
5.単純X線を的確に指示し結果を評価できる
6.造影検査の手技を修得し結果を評価できる
7.CT及びMRIにより部位的、質的診断ができる
8.特殊検査(筋電図、骨密度など)を理解し結果を評価できる

(3) 基本的治療法
  1.療養指導(安静度、食事、体位など)が的確にできる
2.薬物治療(抗生剤、鎮痛剤など)が的確にできる
3.輸液の指示が的確にできる
4.輸血(自己血含む)の判断・指示が的確にできる
5.基礎疾患に応じた食事、運動療法などの指示が的確にできる

(4) 基本的手技
  1.創部のガーゼ交換が清潔操作下にできる
2.術後のドレーンの管理が的確にできる
3.局所麻酔が適量で迅速にできる
4.創部の消毒が十分な範囲で迅速にできる
5.切開、排膿ができる
6.皮膚縫合が実施できる
7.包帯固定が的確にできる
8.頻度の高い脱臼(肩など)の整復法を理解し実施できる
9.軽度の外傷・熱傷の処置ができる
10.必要なギブス(シーネ)の範囲を理解し施行し、合併症を回避できる
11.直達、介達牽引が的確にできる
12.物理療法を理解し疾患に応じて指示ができる
13.術後疼痛及び全身管理ができる
14.術後早期からのリハビリを理解し実施できる

(5) 救急処置法
  1.バイタルサインの把握が的確にできる
2.重症度及び緊急度の把握が迅速にできる
3.指導医や専門医への連絡・移送が迅速にできる
4.外傷の初期治療(洗浄・デブリードマンなど)が的確にできる
5.開放骨折・血管損傷の手術の必要性が判断できる

(6) 人間関係
  1.患者・家族とのコミュニケーションが良好にできる
2.入院による生活習慣変容への配慮ができる
3.安静の必要性など療養指導で患者の理解を得ることができる
4.患者・家族の個人情報の管理ができる

(7) 予防医療
  1.基礎疾患に応じた食事療法を理解し指示できる
2.機能障害を少なくする運動療法を理解している
3.スポーツ障害予防のための基礎知識を理解し指示できる
4.院内感染に関する知識があり予防の実施ができる

(8) チーム医療
  1.指導医や専門医にコンサルテーションが的確にできる
2.他科、他施設への紹介・移送が的確にできる
3.医療・福祉・保健の幅広い職種との連携ができる
4.指導医及び同僚医師との協力が十分できる

(9) 医療記録
  1.診療録が適切に作成・管理できる
2.処方箋・指示箋が的確に作成できる
3.診断書(死亡診断書)、証明書が的確に作成できる
4.紹介状及び紹介状の返事が適切に作成できる

(10) 診療計画
  1.必要な情報の収集が迅速にできる
2.プロブレムリストの作成が的確にできる
3.診療計画(診断、治療、説明)の作成が適切にできる
4.入退院の判断が的確にできる
5.症例呈示、要約が的確にできる

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脳神経外科研修カリキュラム
1.教育目標
  脳神経外科は対応に緊急を要する場合も多いので、病態に対する迅速かつ適切な診断・治療方針の決定などの要点を把握し実施する能力を身に付けることを目標とする。
 
(1) 一般教育目標
  1.病棟での入院患者の管理、救急外来の対応ができる。
2.脳神経外科で扱う患者の中でも緊急性を要することが多い脳血管障害、外傷について多くの症例を経験し、病態の把握、治療法の選択、説明を要領よく出来るようになる。
3.up to dateな知識を身に付ける。
(2) 行動目標
  1.病歴聴取・診察の後に、病態の要点を定めることができる。
2.鑑別疾患を挙げ、必要な検査の計画を立てることができる。
3.術創評価など病棟での処置が行える。
4.気管内挿管、胃管挿入、中心静脈ルート確保、導尿などが適切に実施できる。
5.腰椎穿刺、髄液所見の判定ができる。
6.CR、MRI、脳血管造影検査、脳血流検査などの読影・診断ができる。
7.各種診断書を含む書類の記載が適切に行える。
8.患者・家族、他科医師、メディカルスタッフとの適切なコミュニケーションがとれる。
9.診療録の記載が適切に行える。
2. 教育
 
(1)脳神経外科週間スケジュール
火曜日 午後総回診
水曜日 午後脳血管造影
木曜日 手術
症例カンファレンス適宜
(2)指導医とともに、毎日回診を行う
(3)5〜10人程度の症例を受け持つ
(4)術前、術後の症例検討会で症例呈示する
3. 記録
 
担当した症例の一覧、病歴総括を作成する。
4.評価
  指導医、他科医師、病棟師長、看護師らの意見を統合し、以下の項目について脳神経外科研修指導者が評価する。また、必要に応じてレポート提出などを行っていただく。
 
(1) 卒後臨床研修到達目標の自己評価
(2) 社会性、倫理性、人間性
(3) 医学的知識
  神経学、外科学、脳神経外科学の基本的な知識を身に付けることができる。
(4) 技術
  診療、検査、治療を迅速かつ的確に行い、全身管理並びに基本的脳神経外科管理ができる。
(5) 総合力
  経験した症例などについてまとめることができ、学会発表などができる。
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眼科研修カリキュラム
1.教育目標
  眼科領域の疾患におけるプライマリ・ケアの修得を目標とする。
2.経験目標
 
A経験すべき診察法、検査、手技
(1)基本的な診察法
  1.眼症状に関する、正確な問診ができ、記載できる。
2.全身の一般的な問診、観察ができ、眼症状との関連を解釈して記載できる。
3.眼球と付属組織の診察ができ、適切に記載できる。

(2) 基本的な眼科診断技術及び検査(自ら実施できるか、検査の適応とその結果の解釈ができる)(各科共通のものを除いて記載)
  1.視力検査(矯正)
2.屈折検査
3.調節検査
4.視野検査
5.色覚検査
6.眼底検査、眼底撮影、蛍光眼底造影
7.細隙灯顕微鏡検査
8.神経眼科学的検査
9.眼位、眼球運動、両眼視機能検査
10.緑内障検査、眼圧測定
11.涙液分泌能検査、導涙検査
12.眼表面から検体採取
13.電気生理学的検査
14.画像診断
15.眼球突出度、拳瞼力測定

(3) 基本的手技(各科共通のものを除いて記載)
  1.眼帯装用
2.点眼、眼軟膏の点入
3.結膜下注射
4.眼球マッサージ
5.前房穿刺
6.角結膜異物除去
7.霞粒腫、麦粒腫の切開
8.眼瞼、結膜、強膜の縫合
9.コンタクトレンズの装用と管理

(4) 基本的治療
  1.療養指導
2.薬物治療
3.輸液

(5) 診療記録
  1.診療録
2.処方箋(眼鏡、コンタクトレンズを含む)、指示箋
3.診断書
4.紹介状、返信

B 経験すべき症状、病態、疾患
(1) 頻度の高い症状
  1.視力障害
2.視野狭窄
3.結膜の充血

(2) 緊急を要する症状、病態
  1.急性感染症
2.外傷、熱傷
3.急性緑内障発作
4.動脈閉塞性疾患

(3) 経験が求められる疾患、病態
  1.屈折異常
2.角結膜炎
3.白内障
4.緑内障
5.糖尿病、高血圧、動脈硬化による眼底変化

C 特定の医療現場の経験
(1) 救急医療
(2) 予防医療
  1.失明予防
2.感染症対策
(3) 地域保健・医療
  1.労働と視機能
2.労働眼障害と対策
3.アイバンク活動

(4) 小児・育成医療
  1.未熟児網膜症の診断と治療
2.母子保健
3.弱視、ロービジョン訓練・教育
4.学校保健
5.遺伝性眼疾患の診断・遺伝相談

(5) 緩和・終末期医療
  1.失明告知、相談、院内訓練、指導
2.中途失明者のリハビリテーション
3.視覚リハビリテーション
4.視覚障害者に対する各種法令を含む社会的援護

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耳鼻咽喉科研修カリキュラム
1.研修目標
  耳鼻咽喉科領域の疾患におけるプライマリ・ケアの習得を目標とする。
2.研修計画
 
(1)耳鼻咽喉科領域患者の一般診察
問診(音声・聴覚障害者とのコミュニケーションを含む)、額帯鏡を用いた前鼻鏡、 舌圧子、耳鏡、間接喉頭鏡、後鼻鏡による診察、頸部の診察、耳内の顕微鏡下診察の習得。
(2)問診からの症状に応じた耳鼻咽喉科検査の指示あるいは実施及び結果の解釈純音聴力検査、平衡機能検査、内視鏡検査、味覚検査、細菌学的検査、各種画像検査(単純X線検査、CT、MRI、RI)、聴性誘発反応検査(ABR)、軟性鏡検査
(3) 耳鼻咽喉科領域の基本的な処置
  耳処置、鼻処置、鼻出血止血処置、術後創傷処置、外来小手術、組織試験切除の習得
(4) 基本的な疾患の外来治療、適切な投薬の習得
  外耳炎、中耳炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、咽頭炎、扁桃炎など
(5) 耳鼻咽喉科領域手術の助手を適切に務めることができる。
  気管切開、顎下腺手術、耳下腺手術、甲状腺手術、頚部郭清術など
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泌尿器科研修カリキュラム
1.一般研修目標
 
(1)研修の目的
 泌尿器科領域の疾病におけるプライマリー・ケアの修得を目標とする。
(2) 研修の目標
  1.主要な泌尿器科疾病を理解した上で、正確で適切な病歴が聴取できる。
2.血尿、排尿障害、尿失禁の検査手順が作成でき、鑑別診断ができる。
3.前立腺の診断で、正常・肥大症・癌の鑑別ができる。
4.尿路結石の診断手順を決定できる。
5.停留睾丸(非触知精巣についても)、尿道下裂の診断ができ、適切な治療計画を立てることができる。
6.腎後性腎不全の病態を理解し、適切な治療計画を立てることができる。

2.目標達成のための具体的行動計画
 
(1)経験できる診察法、検査、手技
  1.基本的検査及び処置
尿検査(試験紙法、沈渣、単染色)、精液検査、尿道カテーテル留置

2.基本的臨床検査
導尿IVP、尿道造影、膀胱造影排尿時膀胱造影、チェーン膀胱造影、腎、副腎、精巣超音波検査、膀胱内圧測定、尿量測定検査

3.基本的手技
経直腸超音波下前立腺針生検

4.治療法および手術法
消毒法、局所麻酔法、仙骨麻酔法、輸液、輸血、一般薬物療法、癌化学療法、尿道拡張術、陰嚢内疾患手術、陰茎小手術、膀胱切開術、ESWL

5.医療記録、記載
POMRに従った診療録の記載
術前患者のサマリーを作成、プレゼンテーション

6.インフォームドコンセント、がん告知

(2) 経験できる疾病・病態
  尿路結石(腎、尿管、膀胱)、悪性腫瘍(腎、尿管、膀胱、前立腺、陰茎精巣)、先天異常(包茎、停留精巣、VUR、PUJ狭窄)、前立腺肥大症、神経因性膀胱、腎不全、尿路性器感染症
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放射線科研修カリキュラム
1.一般研修目標
 
(1)医師として診療上必要な基本的知識、技能、態度を修得する。
(2) 患者診察を、以下の諸点に留意して適切に実施できる能力を養う。
  1.患者心理を理解した上で、患者に接するマナーを身につける。
2.適切な問診及び理学所見をとり得る。
3.基本的臨床検査法を実施、あるいは依頼し、その結果を適切に解析し得る。
4.放射線科領域の必要にして十分な検査を選び出し、言い得る能力を持つ。
5.疾患の内容、程度を把握し、患者、家族とコンタクトをとるとともに適切な内科的治療法を実施し得る。
6.救急患者及び外来診療の伴う偶発症に対する診断能力、処置能力を身につける。

2.行動目標
  内科系研修医2年次後半の3か月間または6か月間に放射線科ローテイトすることにより、次の諸検査及び治療法を指示し、自ら実施し、所見の判断能力を身につける。
 
(1)検査
  1.一般X線検査(胸腹部X線検査、骨X線検査、断層撮影など)
2.一般造影検査(尿路造影検査、胆道造影検査など)
3.消化管X線検査(上部消化管X線検査、大腸消化管X線検査など)
4.消化管内視鏡検査(上部消化管内視鏡、下部消化管内視鏡など)
5.CT検査
6.MRI検査
7.RI検査
8.血管造影検査

(2) 治療
  1.放射線治療(悪性腫瘍に対する各治療法中で、放射線治療の果たす役割の適応と限界を知り、治療計画を立て、照射中及び照射後の患者の指導ができる。)

2.IVR(血管塞栓術、血管拡張術など)

3.研修スケジュール
 
(1)週間スケジュール予定
1.消化管X線検査 5〜10件
2.消化管内視鏡検査 4〜8件
3.CT検査 20〜40件
4.MR検査 8〜16件
5.RI検査 1〜5件
6.超音波検査 1〜4件
7.血管造影検査・IVR 0〜2件
8.放射線治療計画 0〜5件

4.教育
 
(1)諸検査及び治療の実施を原則としてマンツーマンで指導する。
(2)カンファレンスにおいて手術所見と対比して、術前の各種検査レポートを振り返って再検討する。
 <カンファレンススケジュール>
外科カンファレンス 17:00〜
5.評価
  研修指導医が、初期臨床研修(厚生労働省)到達目標の自己評価表を参考にして以下の項目について評価する。
 
(1)社会性、倫理性及び人間性
(2)医学的知識
(3)診療技術
(4)総合評価
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皮膚科研修カリキュラム
1.一般教育目標
 
(1)研修の目的
 科学的根拠に基づいた皮膚科に関する基本診療能力を修得し、全人的医療や適切なプライマリ・ケアの診療能力(態度、技能、知識)を身につける。
(2) 研修の目標
  1.医療人としての基本姿勢・態度を、皮膚科研修を通して身につける。
2.患者の病歴、理学的所見(主に皮疹)を的確にとり、その病態を判断し、検査計画を立てるとともに治療方針を決定する。
3.内科的知識を習得し、基礎疾患のある患者の管理と治療に応用できるようになる。
4.診断、治療に必要な特殊検査を習熟する。
5.皮膚外科医として基本的な手技を理解し、自ら実施できるようにする。
6.術後管理や広範囲熱傷の急性期管理の基本が的確にできるようになる。
7.尊厳の心を持って終末期医療にも対応できるようになる。

2.目標達成のための具体的な課題
 
(1)経験できる診察法、検査、手技
  1.基本的観察
一般理学的所見のとり方、皮疹の見方(最も重要)

2.基本的臨床検査(自ら実施できるか、または検査の適応の判断・結果の解釈ができる)
※赤文字は特に重要
一般尿検査、便検査、血液型判定、交差適合試験、血算、白血球分画、血液生化学的検査、血液免疫血清学的検査、動脈血液ガス分析、薬剤感受性検査、心電図検査、肺機能検査、内視鏡検査、超音波検査、単純X線検査、X線CT検査、MRI検査、核医学検査、真菌検査(KOH直接検鏡、真菌培養法)、細菌学的検査(グラム染色)、細胞診(ギムザ染色)病理組織検査(HE標本の見方)

3.基本的手技
気道確保、人工呼吸、圧迫止血法、包帯法、注射(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈路確保)、採血法(静脈血、動脈血)、導尿法、ドレーン・チューブ類の管理、胃管の挿入と管理、局所麻酔法創部消毒とガーゼ交換、簡単な切開・排膿、皮膚縫合法外傷処置熱傷処置(軽症から重症)、気管内挿管

4.基本的治療法
療養指導、薬物療法(外用療法を含む)、輸液、輸血
5.診療記録
診療録、手術記録、処方箋、指導書、診療計画書、診断書、死亡診断書、紹介状、返信、インフォームドコンセント

(2) 経験できる症状、病態、疾患
  1.頻度の高い症状
・掻痒、紅斑、紫斑、白斑および脱色素斑、色素斑および色素沈着、膨疹、丘疹、結節、腫瘍、鱗屑、痂皮、水疱、膿胞、びらん、潰瘍など

2.緊急を要する疾患・病態
・皮膚外傷(挫創、切創など虐待を含む)
・物理化学的皮膚障害(熱傷、化学熱傷、電撃症など)
・アナフィラキシー(薬剤、食物、昆虫など)
・中毒疹、薬疹、蕁麻疹(TEN,Stevens-Johnson症候群など)
・感染症(細菌性―壊死性筋膜炎、SSSS、toxic shock症候群などウイルス性―水痘、帯状疱疹、カポジ水痘様発疹症、麻疹、風疹などリケッチア・オリエンチア―日本紅斑熱、ツツガムシ病)
・動物性皮膚疾患(マムシ、ハチなどによる咬傷、刺傷など)

3.経験できる疾患、病態
・湿疹、皮膚炎群(アトピー性皮膚炎ほか)
・蕁麻疹、痒疹、掻痒症
・紅斑群(多形滲出性紅斑、結節性紅斑、中毒疹、薬疹など)
・血管、リンパ管系疾患(血管炎群、リンパ管炎など)
・循環障害(下肢静脈瘤、閉塞性動脈硬化症、糖尿病性壊疽など)
・角化異常症(遺伝性、後天性など)
・炎症性角化症(乾癬、扁平苔癬など)
・皮膚腫瘍(各種良性、悪性腫瘍)
・肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫など)
・膠原病と類症(SLEほか、ベーチェット病、スウィート病など)
・水疱症(天疱瘡、類天疱瘡など)
・色素異常症(白斑など)
・母斑・母斑症(色素細胞性母斑、血管腫、扁平母斑、レックリングハウゼン氏病など)
・代謝異常症(沈着症、黄色腫、痛風結節など)
・物理・化学的皮膚障害(光線皮膚炎、熱傷、凍傷、じょく瘡)
・ウイルス感染症(風疹、麻疹、水痘、帯状疱疹、伝染性紅斑など)
・細菌感染症(蜂窩織炎、丹毒、膿瘍など)
・真菌感染症(白癬、カンジダ症、スポロトリコーシスなど)
・リケッチア・オリエンチア感染症
・性感染症(梅毒、毛じらみなど)
・寄生虫症・動物性疾患(ダニ刺症、疥癬、顎口虫症ほか)
・付属器疾患(ざ瘡、毛包炎、汗疹ほか)
・粘膜疾患(口内炎、アフタ、扁平苔癬など)
・軟部組織疾患(形成異常、皮膚萎縮症、結合織疾患など)

3.本カリキュラムの特徴
 
(1)皮膚科研修中、原則として上記のことを学ぶのですが、全ては経験できません。
 経験できない分は専門書や指導医から知識として学んでいただきます。
(2)指導は皮膚科専門医(皮膚科医長)が行います。
(3)皮膚疾患の研修を基本として、入院患者の合併症を通して内科・外科はじめ他科疾患の診断治療についても経験していただきます。
(4)検査・手術、カンファレンスの状況や受け持ち患者さんの状況によっては、勤務時間が不規則になることがあります。
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病理診断科研修カリキュラム
1.研修目標
  外科病理学(細胞診を含む)は、将来どの診療科へすすむにしても必ず何らかの関わりをもつ分野である。従って、病理部門での研修では、日常業務を通じ病院における外科病理学の全体像を理解し外科病理診断学を習得するとともに、病理と臨床の連携のあり方を学ぶことを目標とする。
2.到達すべき目標
  先に述べたごとく、外科病理学における病理細胞診業務を習得することが目標であり、具体的な到達目標は下記に示す通りである。研修は指導医とマンツーマンで行う。
 
(1)病理組織検査
  1.臓器毎の適切な固定法が理解できる
2.臓器の肉眼診断及び適切な切り出しができる
3.HE(ヘマトキシリンエオジン)染色の理解及び標本の評価ができる
4.適切な特殊染色の選択と結果の解釈ができる
5.適切な免疫染色の選択と結果の解釈ができる
6.基本的な病理組織所見を把握し適切な診断を導くことができる
7.適切な病理組織診断書を作成できる
8.病理検査材料及び診断書の保管管理ができる
9.術中迅速病理組織診断の適応、標本作製過程、診断の限界を理解する
10.病理におけるバイオハザードを理解する
(2) 細胞診検査
  1.細胞診検体の適切な採取、処理過程を理解する
2.Papanicoloau(パパニコロウ)染色、Giemsa(ギムザ)染色の理解及び標本の評価ができる
3.基本的な細胞所見を把握し適切な診断(判定)ができる
4.細胞所見と推定診断について細胞検査士とのディスカッションができる
5.病理組織診断との対比を通じて病理組織診と細胞診の長所短所を理解できる
(3) 病理解剖
  臨床研修医にはCPCレポート作成が義務付けられていることをうけて、病理部門では研修医のレポート作成を指導支援する。
  1.病理解剖の法的制約・手続きを説明できる
2.ご遺族に対して病理解剖の目的と意義を説明できる
3.ご遺体に対して礼をもって接する
4.臨床医から提示される臨床経過を理解しその問題点を的確に把握できる
5.肉眼及び組織病理所見を適切にとらえ、その示す意味を説明できる
(6)適切な剖検診断報告が作成でき、病態生理について説明できる
(7)臨床病理検討会(CPC)において病理所見及び診断のプレゼンテーションができる

(4) 臨床科との連携
  1.病理細胞診診断にあたり臨床医との適切な情報交換ができる
2.必要に応じて専門医へのコンサルトができる
3.臨床科とのカンファレンスにおいて症例のプレゼンテーションができる
4.病理診断と治療指針との関わりなど、病理診断が臨床へ及ぼす影響を理解できる
5.医師以外のコメディカルスタッフと協調して仕事ができる
6.臨床科の求めに応じて患者家族へ直接病理診断結果を説明できる
(5) 診療・評価の実施
  1.診療に必要な情報収集(文献検索)ができる
2.症例提示や症例の要約ができる
3.自己評価及び第三者による評価をふまえた改善ができる
4.病理診断における精度管理の方法が理解できる
5.病理研修会(九州沖縄スライドコンファレンス)や学会などでみずから診断した症例についての発表ができる
3. 研修の評価
  初期臨床研修到達目標の自己評価表に、研修期間中の実績(病理診断件数、細胞診断 件数、病理解剖件数、CPC・学会等のプレゼンテーション、など)を加味して評価する。
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