放射線科について

 最近の20年間における放射線医学の発達は目を見張るものがあり,X線CTやMRI装置などの画像診断装置が多くの病院に導入され,日常の診断装置となりました。このため,血管造影などの侵襲的な検査は,やや減少しましたが,一方ではinterventional radiology(IVR)*と呼ばれる領域が発達して,各診療科との連携のもと,放射線医学の治療面での応用が活発になってきています。
 当院放射線科では,超音波検査以外の大部分の画像診断や消化管検査、消化管早期がんに対する内視鏡治療、放射線治療といった広い範囲を日常業務としています。 さらに院外の非常勤医師の応援も受けて,特殊検査やIVRをはじめ、多くの検査を積極的に行っています。


*IVRとは

 interventionとは「間に入る」「干渉する」などの意味がありますが,IVRには,適切な訳語がありません。血管造影手技とX線透視,CT,超音波などの画像診断を利用しておもに経皮的に行う治療法を意味します。大きく血管系と非血管系に分類され,前者では,肝臓癌などに対する化学療法や腫瘍塞栓術,消化管出血に対する止血術,狭窄血管の血管形成術などがあり,後者では,胆道系や消化管閉塞・狭窄に対するステント挿入,膿瘍ドレナージなどがあります。積極的な治療はもちろんのことQOL(quality of life)の向上に貢献しています。


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